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重森庭園踏破の旅(二日目)

2日目:大徳寺塔頭たっちゅう巡り


朝から冷たい雨、8時半頃ホテルを出たがバス一本で行けてしまうので9時には着いてしまった。拝観時間は10時から・・・遅い!
観光客に明日はないので待つしかない。幸い友人が今日は一日付き合ってくれるので、お喋りしてればあっという間に時間が経つ。ありがたやー
まずは総見院そうけんいんから
総見院:織田信長の菩提寺で信長の一周忌追善のために豊臣秀吉が建立したもので、信長の木像と一族のお墓があることで知られる。
興臨院:武将の名門畠山氏の菩提寺として建立され畠山家没落後前田利家により修復され、以後前田家の菩提寺となった。中根金作のお庭がある。

興臨院こうりんいん 中根金作の方丈庭園

黄梅院おうばいいん:信長が父信秀の追善供養のために建立して秀吉が後を継いだが規模が小さいので別に総見院を建てて、菩提寺とした。千利休が作庭した枯山水庭園があるが撮影禁止。

この三つが「三ヶ寺共通拝観券」¥1500で見れる。ちなみに去年は総見院¥600、興臨院¥600、黄梅院¥800だったので、¥500お得になっている。
これから行く瑞峯院と龍源院が¥500ずつだから絞めて¥2500。拝観料もバカにならない。この後に行った瑠璃光院は何と¥2000も取る!!
この日だけで¥4500、それも全て現金!最近は現金を持ち歩かないので、足らなくなって困るので何とかして欲しい。備忘録として貼っておきます。

瑞峯院ずいほういん:さあ、いよいよリベンジの塔頭はキリシタン大名大友宗麟が創建し1535年に建造された。方丈は重文に指定されているが撮影禁止。
方丈前の独坐庭と方丈裏の閑眠庭かんみんていが三玲作。これは撮影OK

瑞峯院 独坐庭
打ち寄せる荒波に雄々と独坐している大自然を現している。白砂をこんもりと盛り上げて波に見立てていていい感じ

龍源院りょうげんいん:大徳寺の塔頭の中で最も古い寺である。1502年に、能登(石川県)の藩主であった畠山義元、九州の都総督であった大友義長(宗麟の祖父)
らによって創建された。能登の畠山氏と畠山重忠とは関係ないらしい。
ここのお庭は三玲ではないが、なかなか良かった!


龍源院 方丈前石庭「一枝担いっしだん
龍源院 竜吟庭
青々とした杉苔は、洋々と果てしない大海原を現し、石組が陸地を表している


龍源院 東滴壺とうてきこ
我が国では最も小さくて有名な壺庭で、格調高い石庭である

これで午前中に五つの塔頭を巡り、去年の汚名返上といったところです。
ランチは今回は北大路通りに面した大徳寺一久を予約しました。
お味といい、接客も素晴らしかったしクネクネと長い廊下を渡って行くお店の雰囲気もまさに「ザ・京都」で¥4840が妥当に思えました。客室は個室仕立てになっていて、お隣は6人の外人さんグループでした。料理の味わかるのかな?
こういう店は一人では入りにくいから連れがいてくれてありがたい。
午後は八瀬比叡山口の瑠璃光院を予約してありますが、三玲とは関係ないので記事にするのはパスさせていただきます。  To be continued


一日目はこちら↓