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好きで好きでどうしようもない それとこれとは関係ない

Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018
https://www.netflix.com/jp/title/81092491

昨年12月にさいたまスーパーアリーナで参加した宇多田ヒカルのライブ。
過去行ったライブの中で一番心に響いたのだけど、テレビで改めてみてみてもおもうのだけど、この人はその空気に触れないと本当のすごさはわからない。

思えばこの人の世界観にずっと憧れてきたんだよな。年も近くて、家も近かったこともあり、親近感あったし、アーティストとして個人サイト持ったのも珍しかったし、何よりこの人が出てきた後の音楽史はガラッと変わったと思う。
小室サウンドからR&Bへ、と一言で片付けしまえばそれまでなんだけど、時代の寵児のようにぱっと出てきたバイリンガルでカッコいいデジタルも語れそうな最先端な女の子。それでいて自然体。

プライベートは本当に大変だろうし、表現者として乗り越えないといけない壁がたくさんあったと思う。
それでも人間活動をする、という勇気ある決断は、走り続けるのが正義ではない、と教えてくれたし、制作現場のドキュメンタリーはプロとして悩みもがき苦しみながら曲を紡いでいる風景に触れることができてとても勉強になった。

舞台構成はとてもシンプルだけど、だからこそ彼女の世界観が引き立つ。
彼女と一緒に歩いてきた20年にいろんなことがあったけど、彼女の歌詞についてこの数年で私の中に違う意味を生み出してるなぁ、と思う。
昔みたいにトンネルにいて光を探すことはなくなって、ただまっすぐ進むことで誰かとまた会えることを願う。人生の最後にいい人生だったね、って笑えるために。

この20周年の映像を何度も見直すと、毎回違う気づきがあるんだろうなぁ。

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