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『レヴァント(東地中海)残照――アレ伝異聞』をupいたします

『レヴァント(東地中海)残照』は、その昔、講談社ホワイトハート文庫で、薄い冊子(アンソロジー)を作り読者さんにプレゼントするということで書きました、『アレクサンドロス伝奇』の外伝短編です。


おかげさまで、百冊以上あった見本本を、無事に送り出すことができました。
本たちよかったね。
送料等負担して下さったみなさん、本当にありがとうございました。

今回、メルカリのコメントやGメールで、たくさんの方と個人的にやりとりさせていただきました。中には長文を寄せてくださる方、懐かしがってくださる方もいて、みなさんのやさしさが本当に身にしみました。
昔、ホワイトハートをがんがん書いてた頃はね、みなさんのことが、あれやこれや心配でなりませんでした。(こんな時期に新刊発売になっちゃって、学校の定期テストと重なっちゃうんじゃないか?)とか、(こんな展開、まだ何も知らないみなさんを男性不信にさせちゃうんじゃないか?)とか、(進路でこんなに悩んでるこの子に、いったい何をいってあげればいいんだろう…)とか。
でも、みなさんそれぞれ成長され、それぞれの場所で(こんなご時世の中)、それぞれしっかりがんばっておられる。そして、優しいことばをさらっとさりげなく、きちんと添えてくれる、かっこいい大人になってくれました。みなさんにいたわられるのは、気持ちよかったです。うれしかったです。本当にありがとうございました。

しみじみしながらコメントやメールをやりとりするうち、うれしさのあまり、調子にのってあれこれ約束してしまいました。
そのうちの一つ。以前公式サイトで読めていた『レヴァント残照』を、また読めるようにしました。

『レヴァント残照』とは。

正直、記憶があまり確かではないのですが(すいません)

昔々、ホワイトハートで、薄い冊子(アンソロジー?)を作って読者さんにプレゼントするから、何でもいいからちょっとだけ書いてよと編集さんに頼まれたような……他に書けそうなものもなかったので😅『アレクサンドロス伝奇(アレ伝)』の、頭の中にはあったものの、本文中には入らなかった、2つのシーンを並べて『レヴァント(東地中海)残照』というタイトルをつけ、編集さんにお送りしたような……。(違ってたらすいません)

きっとしばらくして、編集さんから「公式サイトで公開OK!」が出たのでしょう。池上先生の美麗なイラストと共に公開して長い間みなさんに読んでいただいていたのですが、数年前にこのnoteに引っ越してきたとき、(これはもう読む人もいないよな~)と思い、公開しませんでした。
ところが今回、「昔読めてた『レヴァント残照』が読めなくなったのが残念」という声をいくつもいただきました。あわてて、前回のnoteで「探してみます」と書いたところ、すぐに、個人で保存してたというデータが一読者さんからメールで届きました(なんて良くできた子なの😭)
そのままアップしかけて、読み直したら、また悪い癖が出て、ちょこちょこ筆を入れずにはいられません。特に、例の、視点ぐらぐら問題ね、あれね。

あとね、言葉は通じないんですよ。はい。通じないんです。

そして、せっかくnoteでもルビ(ふりがな)をふれるようになりましたので、初挑戦してみましたが、こちらは少し微妙…(フォントもう少し小さくなりませんかね)

ということで、数週間ほどかけて多少アップデートしました『レヴァント残照――アレクサンドロス伝奇異聞』をupします。
ちょっと悩みましたが、アレ伝を読まれてない方にはなんのことやらの短編ですし、以前公開していたこともあるので、有料ページにはしませんでした。もし読まれたあと、いてもたってもいられない気持ちになられましたら、どうぞそのときは、作品のページ末から『サポート』いただければと思います。
正直に白状しますが、みなさんからいただく、いいね🧡や、サポートや、Twitterでの応援は、書き仕事の励みになるどころか、もしこれらがなければ、とっくに書き仕事から足を洗っていたはずです。力を入れて書いたnoteに、ポチッといいね🧡をひとついただくうれしさは、処女作マリアに賞をいただいた時のうれしさと、なんのかわりもありません。「よしじゃあ次何書こう」に直結して、行ったことのない終点まで行けるような気持ちにさせてくれます。本当にいつもありがとうございます。

そして、これも意外だった声、
「榛名作品をコンプリートしたいのだが、『ドルムー(銀声)』だけが読めていなくて残念」
こちらについては、なんと、掘り起こすことになんとか成功してしまいましたので、今、どうしたものか真剣に考えています。というか、いじり始めています。ドルムーって何?っていうことも含めて、詳細は後日。

noteの『書き仕事の日々』の続きも書きたいし、畑blogも書きたいし、構想中の新作も書きたい。あと、このnoteでもちょっと触れた『ロクサリーヌ夜話』のガッシナさんの少年時代を、ちゃんと読める形にしたい。やりたいことがたくさんあります。どこまでできるかわかりませんが、とりあえず、一つ一つ、一日一日、丁寧に。よくばらず、笑顔を忘れず。
お付き合いいただければ幸せです。


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ありがとうございます。サポートして下さったあなたのおごりでゆっくりお茶を頂きながら、次は何を書くか楽しく悩みたいと思います😊