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海童。その17字を改めて思う【再録】

初出から加筆しています(伊集院さんの報に触れたため)
海の童。それは夏目雅子さんの俳号です。

風鈴よ自分で揺れて踊ってみたまえ

叩いても叩いてもしはぶいて壊れた

海童 作

一句目。踊り揺れる。音は如何に。錆び付いてはいないかと自分に問う引用。
二句目。永遠の別離を思う。私にもそうした経験がある。掌ですくい取れぬ魂が霧散していく無念と虚しさ。命の灯火は人の想いの外側にある。

伊集院静さんは、夏目さんの俳句、その道を拓いたことでも知られています。

伊集院静に連れられて、写真家の浅井慎平が主催する「東京俳句倶楽部」の句会に所属。俳号は海童。

夏目雅子 Wikipedia 記事より引用

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