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一つの曲から数多を想う。

時。己が為してきたもの、これから為す(であろう)もの。
その愚を想う時、ひとつの曲を思い出す。

恐竜の描き方 ←歌詞リンク

聴く毎に思うのは(普通ならば思い浮かべるであろう)消えた恐竜の悲哀ではなく、私が「潰した」もの。私が潰したものとは、己が刻んだ全てかもしれぬ。

私はあと幾つの刻(とき)を刻むのか。

償いではなく(償えなどしないのだから)しかし、それを忘れず。
まずは、今を。時、その一瞬、一刻を全てとして、見えぬ先が途切れていようとも。

……それにしても、現ちゃん。(作詞作曲者・上田現さんの愛称)
作品、それも商業に、作者の背景を重ねるは禁忌。そうは思えど。
どんな想いを抱いて、貴男はこれを描いたのだろう。はじめて聴いたときも今も、それを思わずにはいられない。


余談蛇足。
『恐竜の描き方』収録アルバム『ハナダイロ』の色調故に、この曲も社会・思想メッセージ性を云々されてしまうけれど、そういった先入観を外して聴きたいと思う。

―例として。ボーナスTrack曲のリリースは映画より先。アルバムリリース2006、映画公開2010。映画が曲に追随した、は言葉が過ぎてしまうけれど―

―これは唄・音なのだから、線を引いたり枠を嵌めずに、伝え来るものを、ただ真っ直ぐに聴いていたい。そう思うのです。
 
最後に、元ちとせさんのデビュー曲であり、上田現さんの歌でもある『ワダヅミの木』MVを貼っておきます。


拙稿をお心のどこかに置いて頂ければ、これ以上の喜びはありません。ありがとうございます。