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神威・補記

【補記:拙稿中のアイヌ語】

舞台背景等に関する「作者の勝手な思い入れ」の為に…
拙作では一部「アイヌ語」を用いています。
読む上で煩雑、ご面倒な点、ご容赦下さい。
普通の言葉と同じ様にお読み頂ければと思いますが、
馴染み薄い言葉たちの「道案内」を少しだけ…

文中では括弧で日本語併記、難解語の読みを附記しております。
以下、参考まで一部を記載致します。

「コタン」=村 
「チセ」=家
「チャシ」=砦 ~チャシには遺跡・遺構的性格あり
「長人」オトナ 一般的には村長と解しますが、社会的リーダの意も。
「エカシ」長老、古老。 
「カムイユカラ」=神謡(文中では「神話」と記際)

「ユカラ」は一般的には「ユーカラ」と記しますが、
拙稿では原語に近い=長音を用いぬ表記を採りました。
アイヌ語の日本語表記はより複雑なものですが、
専門・学術的で筆者の能力では記載不能な為、
一般的な表記を用いた点をご理解頂ければ幸いです。




*アイヌ語以外・史学的用語*

「和人」(わじん) =日本人
近世、アイヌ民族等の側からの呼称として用いられた

「エゾ」(蝦夷) =アイヌ民族をはじめ、北方の民
和人とは逆に、日本人がアイヌ民族等の呼称に用いた
       
--右記二語は若干の蔑視的性格を帯びますが、あえて使用--
  
「船子」ふなこ。一般的な水夫を指す古語。
   
「舫」もやい。船を(岸辺等に)繋ぐこと。
船を岸に繋ぐ他、船同士を繋ぐ意味でも用いる。
 
「東風」東からの風。古語ですが、
    浜びとの言葉として今も使われる様です。

「蝦夷島」えぞがしま。近世時、北海道等の呼称として。
蝦夷地の語は江戸期以降に一般化します。
   
「蝦夷」えみし。序章や他の記述で同語を「えぞ」と
    読ませる所もありますが「えみし」の方が古い呼称です。

 

  *参考文献(主なもの)*
 朝日選書510 菊池勇夫著『アイヌ民族と日本人』
 岩波文庫:赤80-1 知里幸恵著『アイヌ神謡集』  


全体の索引・目次
序章 神威 --KARUI--序章|春永睦月 (note.com)
第一章 神威-Kamui-第二章|春永睦月 (note.com)
第二章 神威-Kamui-第二章|春永睦月 (note.com)
第三章 神威 --KARUI-- 第三章|春永睦月 (note.com)
第四章 神威 --KARUI-- 第四章|春永睦月 (note.com)
エピローグ 『神威』-Kamui- エピローグ|春永睦月 (note.com)
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拙稿をお心のどこかに置いて頂ければ、これ以上の喜びはありません。ありがとうございます。