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【農】カバファームさんで大豆の種まきーみそのわプロジェクト

地域で、大豆を育てるところから1年半かけて味噌を作るプロジェクトに参加していて、地域の畑だけだと収穫量が足りないので、協力農家さんに大豆を育ててもらうために、種まきに行ってきました。

協力いただくのは、群馬県前橋のカバファームさん

なんと普段は、無農薬で無化学肥料で、固定種の種取りをしながら野菜の品種を大切に守りながら農業をしています。
息子さんの達郎さんとお母さんの2人で、おじいちゃんから受け継いだ畑を耕し、都内のマルシェや飲食店に野菜を卸していて、飲食店の方も毎週仕入れに来ていて家族ぐるみのお付き合いだそう。

農園を訪れると、案内していただいたのは作業場となっているおじいちゃんの旧家。古いお家だけど庭師だったおじいちゃんがきれい好きで、大切に住んでいたお家。

家の納屋には、種から育てた苗が芽吹いていて、これを植え付けしていく。
ナスなんかは、接ぎ木されている苗になっているものしか見たことがなかったけど、あのナスが完熟したものを、揉んで種取りをするのだという。あんなにものすごく小さい種から、ちゃんとこういう風に芽が出て育っていくんだなぁ。

さて、本題の大豆の種まきですが、今年は雨が多く、地植えをしてしまうと土の中で種が発芽する前に腐ってしまったりする可能性があるそうで、まずはポットに蒔いて、大きくなってから定植をする作戦に。

今回種を用意してもらったのは、在来品種の「小糸在来大豆」
地域の畑で種を植えたのは、「借金なし」だったので、味比べが楽しみ。


種として購入したものが残っている分と、去年小糸在来を育てて種取りをしてあるものを蒔いていきます。


種取りはとても難しく、虫食いが多くなったのは栄養が過多で肥満状態。逆に少ないと痩せて種が取れないし、そのバランスを見極めるのに何年もかかる。
その中から、いい状態のものをより分けて蒔いていく。

1粒の種が上手に育てる人がいたら何倍にも増えて行くはずなのに、在来種が少なくなっていっているのはどういうことでしょうか。それはまた、別の機会に。

少し余った枠に、残っていた黒千石という黒豆を蒔いてみる。
通常の黒豆よりかなりサイズが小さく、主に岩手県で栽培されている品種。
どうやって食べるのかな?と調べてみたら、お米と一緒に炊いてる人が多かった。


今回はこれで種まきは終了。かなり早く終わったので、別のプロジェクトで委託して育てていただいていた麦を手作業で脱穀する作業をすることに。

脱穀は専用の機械でやると早いんだろうけど、手作業でやると本当に大変!そして、想像以上に出来上がりが少ない、、、
これを、また今度麦茶にしてみる。

そこでお昼になったので、カバファームのお母さんが料理を作ってくれました。野菜はすべてカバファームのもの

じゃがいもの味噌汁、肉じゃがズッキーニの炒めもの、神田四葉胡瓜、山椒の葉のおにぎり、近所のおばあちゃんが持ってきてくれたおやき、おばあちゃんのエシャロットの醤油漬け

どれも本当に美味しくて、特におにぎりは、山椒の実ではなく葉を混ぜ込んだおにぎりが、香りはするけどツンと辛くないので、すごく爽やかで食べやすい。
おばあちゃん(親戚ではなく近所の人だそう)が漬けたエシャロットも、らっきょうより癖が強くなく、どんどん食べられる。
野菜が美味しいって幸せ。

午後は畑の草むしりを少し手伝って、農園を案内してもらいました。

かぼちゃの苗のいらないのを捨てたら、えらい繁殖してしまったそう。

種取りをするので、普段見たことないような花や実がたくさんついている。
これはアスパラガスの実。


ごぼうの花。想像以上にかわいい

じゃがいもだけでも、6種類も育てている。
中の色がピンク色のノーザンルビー。買って帰って来たので、何に使おうか。

若い人がこうやって昔ながらの農業を志して、安心な野菜を作っているというのは本当にかっこいい。
大豆の芽は、1ヶ月たたないくらいで畑へ定植するようなので、
また手伝いに行きたいです。

愛犬ラブちゃん

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