声を失くして10日間
一年の疲れが子どもたちの春休みの始まりとともにどっと吹き出した。
季節の変わり目というのも相まって、いつもはちょっと早寝すれば良くなる風邪をこじらせて、その後副鼻腔炎になったせいで喉をやられてしまい、そこからかれこれ10日近くまともな声が出なかった。
普段鼻呼吸しているので、口呼吸になった途端に日々のパフォーマンスが下がる。
息を深く吸えない、吐けないというのは、しっかり生きられない。
なんだかずっとボーっとしていた。
息=生きる
なんだとつくづく思う。
歌えないともなるとストレスも倍に。
ライブを控えたこのタイミングということもあって、治らなかったらどうしようという心配とも隣り合わせの日々。
毎日できる限りのケアをしているけれど、どうしても崩す時は崩してしまう。
すこしでもそのリスクを下げられるようになりたくて今回鼻うがいデビューもした。
これまで何度もトライして挫折してきたけど、今回生まれて始めて成功した。
とにかく、まだリハビリ中ではあるけれど、本番まであと数日でなんとかなりそうなところまで回復してきました。
やっぱり歌は私にとって息をすることなんだと思い知った10日間。
山口春奈
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