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医療用大麻解禁に向けた動きについて

※なんかすごい画像があったので、思わずサムネにしてしまいました笑

2023年9月3日(日)に産経新聞から「大麻の医療使用解禁 乱用防止に使用罪新設へ」という記事が出ました。

まず、今まで「大麻取締法」には「使用」は取り締まりの対象外だったことには驚く方もいるかもしれません。
「大麻取締法」で取り締まっているのは、「所持」「譲り受け」「及び譲り渡し」となっています。
まぁ使用前提であれば、どれかに該当して取り締まれるでしょ的な感じかなと思います。

大麻含まれる主な成分

CBD(カンナビジオール)

CBD(カンナビジオール)は現在でも取り締まりの対象なく

抗痙攣作用、抗炎症作用、細胞障害の抑制と改善作用、抗不安作用、降圧作用、特定の癌における細胞死を誘導する作用

おぎはら皮ふ科HP より

といったプラスの働きをする効果があると研究されています。
また、CBDオイルについては

ストレスや不安を軽減することができます。 また、睡眠不足やうつ病の改善にも役立ちます。 さらに、炎症や痛みの緩和にも効果があるといわれています

L’or Clinic Omotesando

とされており、ここ数年で渋谷にはCBD専門店やカフェが増えてきましたね。(店舗は調べてみてください)僕自身も一時期、眠れない日々が続いたことがあり、毎晩CBDオイルをキメてからベッドに入っていました。(1週間くらいで眠れるようになりました)アメリカでは「エピディオレックス」というCBDを利用した重度のてんかん症候群の治療薬があり、医療上の有効性が認められています。

どのようにこのCBDが体内で働くかについてはちょっと専門的すぎてわからなかったのですが、上の「おぎはら皮ふ科」のページで説明されているので興味がある方は読んでみてください。

THC(テトラヒドロカンナビノール)

THC(テトラヒドロカンナビノール)は

幻覚、鎮静、抗不安、鎮痛などの薬理作用を発揮しますが、次に掲げる10の理由で医薬品としても嗜好品としても不適切かつ不要な依存性薬物(麻薬)であり、我が国では大麻が医療用あるいは嗜好品として容認される必要も必然もまったくない

京都大学大学院薬学研究科生体機能解析学分野

ということでざっくりいうと、「依存性が高く、幻覚が見え、長期間使用で脳が萎縮し認知症リスクが高まり、依存性薬物へのゲートウェイとなり、売買による資金が武器や兵器に流れる」だそうです。
※アルコールを販売している国と変わらんやんけ

こちらの成分が世間一般的に大麻が取締られている要因ですね。

アメリカの大麻事情

アメリカでは嗜好品としても合法化されている州があります。

米国では2022年、嗜好用や医療用に大麻を購入できる場所がかつてないほど増えており、大麻を解禁に踏み切る州は今後も増える見通しとなっている。ただ、大麻業界の最も厄介な課題はいまだ解決されていないのが実情だ。
米国の州ではここ数年、大麻の使用を合法化する動きが広がり、現在は18州と首都ワシントン、米領グアムで娯楽用の購入が可能になっている。医療目的の使用は大半の州で認められており、少なくとも処罰の対象からは外されている。大麻を全面的に非合法としているのは11州にとどまる。

米国の大麻市場は720億ドル(約10兆円)規模で、うち250億ドルが合法市場、470億ドルが違法市場だ。こうした状況では、市場の力が連邦法に勝ることが多い。

https://forbesjapan.com/articles/detail/45544
https://forbesjapan.com/articles/detail/50901

ちょっと前ですが、アメリカでは大麻栽培が超大型プランテーションで行われており、またAIで管理され、少ない人数で多額の収益を得ることができるというニュースだったか、テレビ番組がありました。
(うろ覚えなので、調べてみてください)

「海外でもこんな広がりを見せているんだから日本でも医療用大麻を合法化するんだ」と沖縄の島で叫んで一時期話題になっていた元芸能人の方もいましたね。

20230909追記

この記事を見ました。

完全に記載を忘れてたのですが、上でアメリカの大麻栽培の話をしましたが、「あ、アメリカから買うためのものなのね」と今更ながら思いました。
すみません、主語が違いますね。
「アメリカが日本に売るために、日本で法整備が必要」ってことですね。
この話の主体は日本ではなく、アメリカなんだろうなと思いました。


医療用大麻解禁による未来を考察する

はい、ここからは全部考察です。

嗜好品としても解禁される

医療用大麻が解禁されると、次は嗜好品としての解禁を求める声が大きくなる。というか、嗜好品にしても大丈夫なんじゃね?というふうに認識を変えられていくと思います。メディアでもそのようなプロモーションが進むと思います。
それが進んでいくといずれは「大麻吸うのは普通だよね」的なテンションになっていくんじゃないかなと思います。
それがいいか悪いかは個人の判断にお任せいたします。

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