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嫌な業務を、嫌じゃなくする考え方

こんにちは。春野ウメコです。
今までお話してきた通り、私は大学を卒業してから11年の間で5回の転職をしてきました。
ですが、「今の職場がゴールだ」という意識を持っている訳ではありません。
今後も挑戦したいこともありますし、今の仕事に対して「嫌だなぁ」と後ろ向きな気持ちになってしまうこともあります。

転職を重ねてきて学んだことのひとつに、
「会社がどうであるか」に一喜一憂しがちだけれども、「自分がどうであるか」に軸を置くことが大切だということがあります。

私の現在の仕事を例にして、説明したいと思います。
現在勤めている動物病院では、受付のみを担当するスタッフがいないため、動物看護師がカルテ出しや会計・電話対応などの受付業務を行います。
時には1日中、受付業務に追われ、動物を1度も触らない日もあります。

私は、飼い主さまの対応とお会計(レジ打ち)に苦手意識があったため、出来ればやりたくない・できるだけ避けたい業務でした。

以前だったら、「人員不足のせいで、嫌な業務ばかりしなければならない」と会社のせいにしていたかもしれません。
ですが、大切なのは「自分がどうであるか」に軸を置くことです。そのために、まずはその嫌な業務を、自分を軸にしてひとつずつ分解してみたのです。

嫌な業務
①飼い主さまの対応(直接の会話と電話対応)
なぜ嫌なのか→説明が上手くできない、喋りが下手なのがあからさまに出てしまう。

嫌な理由を防ぐには→
・説明する内容を書き出す(よく聞かれる質問は、答えをフォーマット化しておく)。
・説明に対する理解度を、飼い主さまの返答からフィードバックし、より分かりやすく伝わる方法を繰り返し探す。
・滑舌よく伝わるよう、毎朝発声練習や顔まわりのストレッチを行う。

嫌な業務の“良い”捉え方→
・分かりやすく説明することは、この仕事だけでなく私自身の課題でもある。仕事をしながら私自身の課題も克服できるなんて、得しちゃってる!

②会計(レジ打ち)
なぜ嫌なのか→お金を間違えるのが怖い。間違えたお会計をしてしまい、後に怒られるのが嫌だ。

嫌な理由を防ぐには→
・請求金額・お預かり金額・おつり、この3点をそれぞれ2回確認する、会計の流れを自分で作る。
・会計に間違いが無いと自信が持てるくらい、毎回の会計を焦らずに確実に行なう。

嫌な業務の“良い”捉え方→
・会計するのが嫌なのは、経験回数
(実際にレジを打ってきた数)が少ないことに起因している。
回数をこなすことで、「お金を間違えるのが怖い」という気持ちを変えられれば、それが成功体験となり自信がつく。やったじゃん!

このように2つの嫌な業務を分解した結果、今は嫌でも取り組むことで、将来的にはプラスに繋がるだろうという事が推測できました。
実際に、いつかは自分のプラスになるだろうと思いながら行っていますが、嫌な業務に対する抵抗感が少しずつ薄れてきました。
この業務から受けるストレスも、減ってきたように思えます。

1日の多くの時間を費やし、1週間のうちの5日間も行う仕事。
「嫌だなぁ」と思うことがあるなら、じっくり向き合ってみることに損は無いと思います。

当たり前だから・周囲も皆同じだからしょうがないと受け入れていることも、こうやって1歩進めてみることで、日々が少し良くなるかもしれませんね。


仕事に何か不満をお持ちの方、試しに「自分がどうであるか」に軸を置いてみてはいかかでしょうか。

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