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カッテ2エッセイ 2024. 4. 26. 「4連休の使い道」 


24日から4連休です。ここ2週間は夜勤が3回あり、その後の休日は全部1日休み。年のせいなのか全然疲れが取れまへん。


2連休だったらマジで体力の回復度が違うのに・・・と思いながら日々を過ごしていた。



夜勤明けの日はどうしても行かないといけなかった皮膚科と歯科の2刀流。皮膚科は病院から直接向かって、歯科は17時半からなので少し寝てから向かう。


なぜか最近、左の上下の歯が染みる。これは虫歯に違いないと行ったらまさかの「知覚過敏」でした。年齢とともに歯茎が下がって、ようわからんけどなってしまうらしい。ガーン。マジで虫歯だと思っていたので、なんかショック・・・


虫歯よりも知覚過敏の方が胸がエグられるなんてどうかしてるぜ・・・と思いながら家に帰り眠る。ちなみに前から口腔ケアみたいなメンテナスを当院でしてくださいって勧められているんですが・・・保険適用がなくて16000円くらいって言われていて。どうしてもできなくて。高いですよね?でも大事な歯のことだし・・・と思いながら3ヶ月が経過。そしたら知覚過敏。



ムーン。って感じです。まぁここは一旦保留でごわす。


そして休み1日目。嬉しくて泣きそう。取り敢えず、寝まくる。が、今日は大事なミッションが午前10時からある。6月からZOZOマリン球場でやるドラゴンズのチケットをゲットする!今日から一般販売が開始。

前もってチケットを取るためにロッテのファンクラブの会員にはなっていた。ビジターという敵のチームの応援なので、ロッテの会員にならないと取れない。たぶんですが・・・ほぼ私はビジターで応援するので、スワローズとベイスターズのファンクラブにも無料で入っています。

なので9時半位はゲットアップ。一応、ビジターがレフト側であることを事前に調べる。んでスタート。10時2分頃にはアクセスできたのに混み合っていると3分待たさせる。いや、3分以上だな、これ。ってことでiPad を起動させて2刀流じゃあ!と思ったらまさかの1時間待ち。オーマイガー!


そんなに人気なんですね。そりゃそうだ。ロッテも強いですからね。みんな生で応援したよな・・・・とか思いながら席を取る。2日分。ドアラさんが来るのは2日間。なので全部見たい!今年初の生ドアラ。会いたいぜー!と興奮しながらチケット取りました。


基本、通路側の方が絶対に動きやすので通路側をゲット。2枚で8000円ほど。やはり去年より値上がりしています。たぶん。でも初めてのZOZOだし、ドアラさんに会えると思えば安いもんです。田中幹也選手にも会いたいな・・・いや、でも高いよな。って感じです。


去年の婚活で仮交際していた人がロッテのガチファンでどれだけ吉井監督が素晴らしいか、いつかZOZOでお互いの球団を応援し合いたいですねーとか言っていたのに敢えなく破局。そんな夏を少しだけ感じた日。


水曜日なので映画も見たいなーとか思っていたけど、疲れもあるしゆっくりしたい。でも今日は雨だしあまり映画館も混まなそうだから行きたいなーとか調べていると早稲田松竹で山下敦弘監督の「リンダリンダリンダ」と「カラオケ行こ!」の2本立てが1300円という破格。朝は「天然コケコッコー」がやっていて1000円で観られる。




マジでお得やないかい!と思ってまずまずの雨が降りしきる中、行きます。「リンダリンダリンダ」は前も観たけどもう一度観たいなーと思っていて、でもアマプラだと今はレンタル料金がかかるからどうしたもんかな?と思っていたさなかだった。


Destiny!!と叫んでしまうくらいに嬉しい。こういう時は映画の神様っているんだなとか思う。が、先週まではこれも観たかった「福田村事件」と「月」の2本立てがやっていて、いややっぱり神様はそう簡単にいないよなって思う。


早稲田大学の近くにある映画館。私はかつてこの大学を第一志望にして浪人までしたので少し胸が痛むんです。でも夢はそんな簡単に叶わねぇ。というか努力が足りなさすぎて落ちたのがわかるので、それもエグられる。まぁいい。20年も前のことや。ちなみに浪人までして行った果ての大学は日大。しかもキャンパスは静岡。遠いねん。東京からの静岡。素晴らしい場所ですけどね。Shizuoka。今では住んでみたい街の一つ。


今、思うとこの時に一人暮らしをして静岡を満喫しておけばよかった。私はやさぐれていたので、実家から通うことにしたけどもっとやさぐれた気がする。だったら親元を離れて一人で住んでも良かったのかもしれない。でもそんな家庭の余裕はなかったか・・・とか雨空の中、過去に思いを馳せます。


映画館では珍しく現金のみで窓口でチケットを買って席を指定する方式。少し時間が空いていたので駅近くのビルの椅子に座り時間を潰す。今までの私なら迷わずドトール直行!していたけど、朝から交流戦のチケットを買ってしまったのでそう簡単には無駄遣いできないっす。


さぁそして始まり。正直言って、映画始まる前は心少し荒んでいた。仕事の疲れと自分のやるせなさと婚活のうまくいかなさと。「愛しさと切なさと心強さと〜♪」って歌えればいいんですけどね。そんな明るくなれない。


と思ってたけど。「リンダリンダリンダ」のど頭からもう面白い感じがしてならねぇ。前も観たけど、全然覚えていなくて何もかも新鮮。友達の喧嘩と怪我が原因でボーカルとギターがいなくなって。キーボードの子がギターをやることになり、じゃあボーカルは?ってなって韓国からの留学生のソンさんがやることになった。


練習時間は3日間。徹夜しながら頑張る。曲はTHE BLUE HEARTS。間違いない。恋があって、喧嘩があって、青春があって。どんな高校時代を過ごした人でもあぁなんかいいなぁと思ってしまうようなニヤニヤ作品に決定。たとえ、高校時代がつまらなくてもこんな青春を送りたかった。くだらない話を友達としたかった。恋がしたかった。告白もしてみたかった。


みたいに思えて最高に幸福時間でした。ありがとう。山下監督。これ、今後も辛いことがあったら何度も観るやつ。そして「リンダリンダ」。イントロからの歌詞。「ドブネズミみたいに 美しくなりたい」こんな歌詞は天才しか書けない。格好良すぎる。何年経っても色褪せない歌。すげーよ。

ちなみに私は高校3年生の謝恩会で「TRAINーTRAIN」を歌った。私はこの歌は知らなくて、同じクラスのバレー部の友人がこれ歌いたい!って言ってみんなで練習した。というかこんな素敵な歌を同じ排球を追いかけていたチームメイトが知っているなんてすげぇって思った。


劇中では「終わらない歌」も歌っていてこれも大好きなやつ。イントロ最高。映画が終わった後もニヤニヤしていた。隣の隣の人が小さな拍手をしていて、私も思わずちっさく拍手した。


そして次は「カラオケ行こ!」。原作は知らない。でもすごい人気らしいからいつか読みたい。ヤクザと声変わりを迎えた合唱部のソプラノパートの男の子との交流。こんな出会いあるかいな?という感じだけど、それもまたいい。


交流しながら男の子が少しずつ変わっていく。中学生って家と学校の往復じゃないですか?それとプラスに少しだけ自分の心の拠り所というか、余白になれる人がいるのといないとでは雲泥の差だと思う。


私はそんな人はいなかったけど、あんな関係性いいなぁとか思う。そしてX-JAPANの「紅」。私はこの歌が好きで結構定期的に聞く。やはりイントロと歌詞が素晴らしい。あと、ファンの熱い声援。それが混じった音を聞くと元気になるんです。


やはり音楽っていいですよね。もちろん、人も。人との出会いによって人は変われる。変われるかなぁ?婚活うまくいくかなぁ?とか思いながら早稲田松竹を後にしました。



そして2日目の休み。11時からお見合い。婚活ってプロフィールと写真を読んだり、見たりしてこの人いいかも・・・って思うんです。今日、会う人はプロフィールの文章が独特で合うか合わないかマジでわからない。写真は1枚のみでこれも謎。でも会わないとわからないこともあると思って向かう。




いろんな話をして楽しかったけど、どうしても質問ばかりになってしまいますね。むずい。そしてもう1時間経つだろうと思って時計を見た瞬間にまだ23分しか経ってなかった時の絶望は半端ないです。時間は当たり前だけど平等じゃない。


心の中でぎょえー!と叫びながら時を進める魔法を使いたいと思いました。新宿でお見合いがあったので帰りにブックファーストへ寄る。最近、ハマっているYouTubeで出版区というのがあって、芸能人の人たちに1万円あったら本屋で何を買いますか?っていう企画をやっていて。


それが大好きでよくこの新宿のブックファーストでロケをやっているので私も勝手に1万円企画をやっていく。もちろん、1万円分は買わずに私だったらこれ買うな・・・っていうのを自分の心で解説をしながらあのYouTubeのように本を手に取るスタイル。メモでタイトルと金額を書いていく。面白い。声が大きくならないように心の中で自分と会話します。


ちなみに勝手に結果発表!
「世界で一番透き通った物語」 杉井光 750円
「板上に咲く」原田マハ  1870円
「もう明日が待っている」鈴木おさむ 1980円
「このプリン、いま食べるか?ガマンするか?」柿内尚文 1650円
「この世にたやすい仕事はない」津村記久子 825円
「学芸員しか知らない美術館が楽しくなる話」ちいさな美術館の学芸員 1760円
「三谷幸喜のありふれた生活18」 三谷幸喜 1650円 

で合計は10485円なのでアウトですね。笑。自分で485円は自腹を切ろうかな。

ちなみにその中でもダントツに面白そうで本当に買おうと思ったのは「このプリン、いま食べるか?ガマンするか?」です。お金の価値観や考え方などの生きるヒントがいっぱいありそうで立ち読みしすぎて足が痛くなりました。


あとは「学芸員しか知らない美術館が楽しくなる話」美術館好きにはたまらない企画展の謎というか、どんな風に企画を立てて、展示作品を選んで、展示していくのか。などかなり面白そうだったので。


私は日本の美術館の企画展は素晴らしいと思っていて、こんなに常に企画展をやっていて、いろんな世界各国の作品が日本にいて鑑賞できるのはアメージングなのでやはりこれも読みたいですね。

と思いました。想像以上にお見合いに疲弊したので家に帰って、昼寝をして、気づいたら夕方になっていて、ヤケクソでずーっとゴロゴロしていました。


こんな日もある。

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