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バレンタインデーですが!

おはようございます^^*

高校2年生の望月遥菜です。
途中からパンとコーヒーのメンバーに入れて頂き、今回2回目の更新となります🖊


今日はバレンタインデーですね🍫💕|´-`)チラッ


パンとコーヒーは、自分自身で更新したい日を決められるのですが、
当然、私も、2/14に更新します!と自分で決めたわけです。

それも結構前もって、2/14に予定を入れさせていただいてました。

その後、しばらくしてから気付きました。


2/14ってバレンタインデーですね。


いやはやすっかり忘れてましたよ。

学校が入試で使ってる関係でお休みだから、午前中に書けるじゃーん☆
って思って予定を入れただけでした😂👍👍✨

(…私、華のJK 華のセブンティーンのはずなのに大丈夫かしら?)


ということで、世間の流れに流されないでお話を書いていこうと思います🔥


ようこそ、奇妙な世界へ


私は、サーカス団で生まれサーカス団で育った。今日も明日も明後日もきっといつまでも、私はここで踊る。踊る。踊る。

サーカスは毎日上演される。

お客さんはいない。

ボスだけが、私たちを見ている。

ボスが満足すれば、ご飯が食べれる。お風呂に入れる。

ボスが満足しなければ、お腹を殴られる。酷いときは殺されてしまう。

だから踊るの、上手に、美しく。

そして今日も…


でも、私の出番でステージに上がったとき、ボスの姿は見当たらなかった。

代わりにいたのは、数人の男。

それでも私は踊った。いつものように、踊った。

男のうちの1人が、私に近づいてきた。

そして、私の目線に合わせてこう言った。

「もう、踊らなくて大丈夫だよ。」

それでも私は踊った。いつものように、踊った。

男のうちの1人が、泣いた。

「こんな小さい子が…なんて哀れなんだ…。」

他の男はこう言った。

「ここまで洗脳されているのか…。」


この日、踊り終わったあと私は、男たちにどこかへ連れて行かれた。
ここの名前は「こじいん」だと言う。そこにいたお姉さんは、私を抱きしめてくれた。

連れて来られてからいくらかたったころ、
「こじいん」では、
踊らなくてもご飯が出てくるし、お風呂にも入れることが分かった。
踊りが下手でも殴られないことも分かった。代わりにお姉さんは、毎日抱きしめてくれる。

そして、ここには…

「たいよう」があることを知った。

「かぜ」が吹くことを知った。

「はな」が咲くことを知った。

「ほん」を読むことを知った。

それらは全部、
ステージや客席、練習場、暗い部屋では、見たことのないものだった。

そのことをお姉さんに伝えると、お姉さんはまた私を抱きしめてくれた。


それからまたいくらか経ったころ、

私の心がずっと ちくちく してることに気づいた。

この ちくちく がなんなのか分からなかったから、お姉さんに聞いてみた。

「それは"感情"っていうんだよ。今まで大変だったね。よくやってきたね。もう、大丈夫だよ。」

そう言われながらお姉さんに抱きしめられている私の目からは、涙が溢れていた。




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ゆったりとした朝にほっとする文章を。

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