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琴線に触れたnote集

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何度でも読みたくなる。 出会えたことに心から感謝したい、素敵なnote集。
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#エッセイ

人生という旅路で交わる者たち

2021年の夏から通っていたESL(英語を学ぶクラス)を卒業した。といっても、8月〜翌年5月で1タ…

Mica
2か月前
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「わからないなら調べなよ」の持つ残酷さについて

突然ですいませんが、僕は自分のことをあまり賢い人間ではないと思っています。 子どもの頃か…

椎名トキ
1年前
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39年間ずっとブスだったけれど

「ブスなんだから化粧くらいしろよ」 「化粧して色気を出すなんて、はしたない」 子どもの頃…

さなみ 七恵
7か月前
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もらった勇気の備忘録

※この記事は僕が友人から勇気をもらった備忘録です 2023年7月13日。 前日、12日にひとりのLG…

椎名トキ
9か月前
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落ち込んだときの答え探し

───ああ、多分これはひとしきり泣かないと立ち直れないやつだ。 大好きなディズニーソング…

椎名トキ
9か月前
27

LGBT当事者は“時代の最先端”じゃない

プライド月間ということで、LGBTQ+当事者として暮らす中で最近モヤモヤしていることを書いてみ…

椎名トキ
10か月前
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犬と自転車

乗って。 足をついて。 進んで。 足ついて。 また乗って。 足をついて。 その足を… なぜこんなことになってしまったのだろう。 10年ほど自問自答を繰り返してきた。 目の前にあるのは、シンガポールで働いている夫が、私の実家のある大阪に残した自転車である。 私にとって日常的に載っていた自転車というものは、子ども時代にしか存在しない。 最後に長時間自転車に乗ったのは、たしか小学校の高学年のころ、仲良しのまやちゃん(仮名)と夏期講習に向かうときだったとはっきりと言える。 まや

僕がライターとして顔出しをしていない理由。

こんにちは、椎名です。 2020年の秋ごろから細々と見よう見まねでライターのようなことをはじ…

椎名トキ
1年前
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愛するひとが大切にしているものを、大切にできない

直接的な差別を受けたり偏見の眼差しを向けられた経験は、実のところ14歳以降ほぼないと言って…

伊藤チタ
1年前
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あの子の痛みを、君が決めてはいけない

「痛いかどうかは、された側が感じるんよ」 最近、長男によくかける台詞だ。以前もnoteに書い…

Mica
1年前
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髪をチョキチョキ

息子の髪は私が切っている。できることならプロにお任せしたいが息子が嫌がるので否応なしに私…

仲 高宏
1年前
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10代のぼくを知っている人がこの世に存在している、ということ

結婚後取り急ぎ契約した賃貸は本当に「取り急ぎ」のつもりだったのだけれど、気がつけば4年も…

伊藤チタ
1年前
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あなたの「痛み」を語りたいと思うのなら、「あなた自身の言葉」のみで語るべきだ。

「痛みを共有していることは事実」という文言を見つけた瞬間、内臓が焦げついた。勝手にひとの…

伊藤チタ
1年前
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一本

 先週の #お花の定期便 を休んで、じっくり考えていた。胸の中に、一本の柱が立ったのが、見えたからだ。  三十七年間、この体で生きていると、分かって来たことがある。一度、この柱が立ってしまうと、もう切り崩せないのだ。手で触れられない柱だが、鉄骨より強固であると、私はよく知っている。  私はきっと、しばらくの間、noteを書かなくなるだろう。  公募に出そうと毎朝書いている小説は、もうすぐ十万字になろうとしている。私はこの先、外の世界にはあまり姿を見せず、水面下に深く沈み続