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京都EXPO(10/7水)登壇Startup紹介

こんにちは!Plug and Play KyotoのHaruです。

Plug and Play Japanでは大企業のコーポレートパートナーとともにアクセラレータープログラムを実施しています。

そして、直近のプログラム(2020年6月〜9月)に採択されたスタートアップの成果発表会(Summit/EXPO)をオンライン開催しています。6日間合計で160+もの国内外のスタートアップがピッチを実施します。気になるテーマのスタートアップがありましたら是非ピッチをご視聴ください!

アクセラレータープログラム成果発表会スケジュール
・Summit:9/28(月)〜10/2(金)
 Day 1 - Brand & Retail
    Day 2 - IoT
    Day 3 - Insurtech
    Day 4 - Mobility
    Day 5 - FIntech
・京都EXPO:10/7(水)Hardtech & Health
    タイムスケジュール・お申し込みはこちら!

京都EXPOスタートアップ全体像

さて、今回は京都が運営しているHardtech & Health Batch 2プログラムに採択されたスタートアップ16社をご紹介します。

まずは全体像をみてみましょう!

病期、疾患の種類を軸として16社をマッピングしたのが以下チャートです。

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近年、海外だけでなく日本の医療でもDecentralization(分散化)の傾向が認められています。これは、これまで大病院や研究所といった機関に診察、手術、血液検査の解析、医薬品の治験、専用機器からの入力データなど、一箇所に集中していたのが、分散化してきているという意味です。

わかりやすい具体例としては、オンラインで遠隔で診察を受けることができる、より小規模なクリニック/家庭で小型デバイスを使用して簡易のウイルス検査ができるようになる、遠隔地から手術を受けることができるようになる、複数のデバイス(ウェアラブルデバイス、スマホ、PC)からデータ入力をすることができる、といったことが挙げられます。

これまでの日本では高額の医療機器開発が多かったと思いますが、今後はより小型・簡便・非侵襲・非接触・低コストな医療機器開発、ユーザーフレンドリーなUI/UXのヘルスケアサービスに対するニーズが増していくと予想されます。

次に海外比率、Financial Round、Segment比率をみてみましょう。今回採択した16社のうち、国内は9社、海外が7社(アメリカ、韓国、インド、スイス)でした。Financial Roundはシード期が56%、Series Aが37.5%でした。Segmentはどうでしょう? 疾患の診断やCOVID-19の簡易検査(POCT)を行うスタートアップも数社入っていますが、より前段階、予防フェーズに取り組むスタートアップが多く採択される結果となりました。

また、フィットネスや腸内細菌(マイクロバイオーム)の領域に関しては、疾患になったから治療をするというネガティブな捉え方から、アスリートのパフォーマンスを高める、日々の生活をより充実したものにするためのマイクロバイオーム活用、といったように、ヘルスケアをライフスタイルに取り込みポジティブに捉えるようなシフトもみられています。

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スタートアップ各社ご紹介

ここからは、10/7(水)の京都EXPOにご登壇予定のスタートアップを簡単に一言で!紹介していきます。詳しくはEXPOに是非ご参加いただき、スタートアップからのピッチをご覧ください。

1. アンター株式会社 

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代表者: 中山 俊氏
Country: Japan
Financial Round: Series A 
Segment: 診断
現場の判断を助ける医師同士の質問解決プラットフォーム

2. 株式会社クロスエッジラボ

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代表者: 渡辺 尚志氏
Country: Japan
Financial Round: Seed
Segment:健康維持/予防/予後
360°サーモグラフィを使用した高齢者見守りシステム


3. Cyclops Medtech Pte. Ltd.

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代表者: Srinivas Dorasala氏
Country: India
Financial Round: Seed
Segment: 診断
神経疾患および前庭疾患を診断・治療するための視線追跡技術


4. Exosystems Inc. 

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代表者: Hooman Lee氏
Country: South Korea
Financial Round: Seed
Segment: 治療
ウェアラブルデバイスとゲーミフィケーションを利用した、筋力維持および筋肉減少症の改善


5. Floragraph, Inc.

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代表者: Alicia Scheffer-Wong氏
Country: United States
Financial Round: Seed 
Segment: 診断
創薬適応のための迅速、低コストなマイクロバイオーム解析


6. ジェノプランジャパン株式会社

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代表者: Brian Kang氏
Country: United States
Financial Round: Series B
Segment: 診断
業界最多の検査項目を迅速に解析する遺伝子検査キット


7. HA-PPY Co., Ltd

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代表者: 小山 昭則氏
Country: Japan
Financial Round: Seed
Segment: 健康維持/予防/予後
スマホで写真を撮るだけで口腔環境状態を予測するAI画像処理


8. 株式会社トレッタキャッツ

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代表者: 堀 宏治氏
Country: Japan
Financial Round: Series A
Segment: 健康維持/予防/予後
腎疾患予防のためのスマートIoTねこトイレの開発・販売


9. 株式会社HERBIO

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代表者: 田中 彩諭理氏
Country: Japan
Financial Round: Series A 
Segment: 健康維持/予防/予後
お臍で深部体温を測るウェアラブルデバイス


10. 株式会社MITAS Medical

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代表者: 北 直史氏
Country: Japan
Financial Round: Seed 
Segment: 診断
眼科医がいない場所でも眼科医から簡単にアドバイスを受けることができるシステムの開発


11. REM Analytics

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代表者: Paulo Refinetti氏
Country: Switzerland
Financial Round: Series A
Segment: 診断
エビデンスに基づいたマイクロバイオーム療法を開発・検証


12. 株式会社レボーン

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代表者: 松岡​ 広明氏
Country: Japan
Financial Round: Series A
Segment: 健康維持/予防/予後
悪臭を良い匂いに変換する嗅覚AIディフューザー


13. Sense Neuro Diagnostics, Inc.

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代表者: Geoff Klass氏
Country: United States
Financial Round: Seed 
Segment: 診断
高速・簡単・正確な臨床グレードのヘッドギア型の脳スキャナーの提供


14. 株式会社Sportip

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代表者: 高久 侑也氏
Country: Japan
Financial Round: Seed 
Segment: 健康維持/予防/予後
フィットネスアシスタントAI アプリの開発


15. Varinos株式会社

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代表者: 桜庭 喜行氏
Country: Japan
Financial Round: Series A (採択時点、2020/9/11にSeries B資金調達済)
Segment: 診断
次世代シーケンサーを用いた不妊治療のための臨床ゲノム検査


16. Xtrava Inc.

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代表者: Sameh Sarhan氏
Country: United States
Financial Round: Seed
Segment: 健康維持/予防/予後
ベビーケアセンサー「バタフライ」、ラテラルフローイムノテスト(LFT)用のリーダー開発


いかがでしたでしょうか。気になるスタートアップがありましたら、是非EXPOにご参加ください。

また、プログラムに関するご質問、各社資金調達のお問い合わせなど御座いましたら、お気軽にご連絡ください。

Plug and Play Ventures, Hardtech & Health
Harunori Oiwa
email: harunori@pnptc.com
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それではまた!