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モラトリアムを楽しんで

生き急いでいたんだと思う。失敗ばかりの私に、成功しなくてもはるちゃんだよと彼は言ってくれた。

モラトリアムを楽しんで。

一気に溢れる涙、今まで強がっていたんだ。


8月17日。世界一周とバギオ留学スタートの日だ。一生モノの記念日を迎える2日前、私を大きな不安が襲う。

今から日本に長くて8ヶ月いなくなる。大好きになった宮崎にずっとずっと住んでいたくって、ねぇこのままここにいちゃダメかしら?変わらない現実、自分で決めた現実の前に笑うことしかできなかった。

意味の無い涙は嫌いだった。泣いたって現状が変わらないのなら、泣いたって仕方ない。そう思うのは、そう思わせる過去が私にあるからだ。

両親が離婚した高校2年の冬。分かっていた。いずれはなることだと分かっていたのに、あまりにもショックでその日はたくさん泣いた。

だが、たった1枚の紙を役場に提出すれば終わるその行為をもうなかったことにはできなかった。母に離婚してもいいよ、と言っていたのは口ばかりで、弱い自分が滲み出たこの瞬間。変わらないことに涙をするのはやめようと思った。

泣いたって意味は無い。自分が決めたことに泣くなんて、尚更おかしい。

大きな記念日の2日前。ある男の子と会った。

彼は立派な社会人で、優しくて、まだまだ知らないことだらけ。

そんな彼を前に、泣いてしまった。きっかけは忘れてしまった。ただ話しているだけで、ボロボロぼろぼろ溢れてくる。変わらない現実の前に泣く事を許してくれた、そんな気がしていた。

行きたくない。素直に言うことが出来た。顔も体も感情も全て偽らず。偽らずありのままでいる自分を決めても、周りは案外動揺しない。むしろ、抱きしめてくれた。

そして優しさに気づいた。

だめな自分でも、私は愛されている。

いつか宮崎に帰ったら、一緒に緩く遊んで、宮崎の仲間と飲んで、働いて笑ってる人生を送りたい。

その時までもうすこし。

モラトリアムを楽しんでいよう。

迷い多き、レールから外れた人生だけど、自由を嘆くのではなく、ねぇ、私はあなたと生きていたいのと素直に伝えられる人生に。

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すきぴ
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pon

エッセイ 愛と孤独 何者でもないから書けるもの

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