見出し画像

愛をひっかけるための釘(新年)

どんな歌を歌っていても、最後はあたたかい場所へ行きたいだけなのかもしれない。それは誰かにとってはもしかしたら歌じゃなくてもいいのかもしれない。だけど、踊るにせよ、走るにせよ、書くにせよ、それから観るにしたって、みんな同じようなところを知らないうちに目指してるだけなのかもしれない。そういう場所や人に触れると、ただ嬉しい。心臓が自分にあるって実感する。

A.Iと外国人とオリンピックと土砂に飲み込まれていっても、僕の2019年はずっと向こうから光が射してる。勘違いなら勘違いのまま、いくのだ。もう、全部当たり前に受け入れながら、いくのだ。

僕はもう音楽を捨てないし、ロックも捨てない。音楽の湯船に浸かって、ロックの椅子に立って、できるだけ見たことのないものを見に行く。

自分の脳の裏側から生まれる音楽を、たくさんの人に好いてほしい。いま、自分でも驚くほど明確にそう思える。それは。広げたいとほぼ同義で、言い換えるなら心からお金を払ってもらえるものにしたい。お金は本来汚いものじゃない。観ることも聴くことも前払いなら、払ってよかったと思わせたい。

どうして好いてほしいって思うかって、そう思うからだ。そう思わない人よりもはるかにずっとそう思う。それだけでいいって、なんかやっと思えた。

そのためにできるすべてをしたい。
そうやることが、僕に関わるすべてを、光のある方向へ向かわせてくれるはずだと思う。気持ちを断つことはやめる、それではうまくいかないのだ結局。

急に神のお告げか、巧妙な占い師に諭されたような文章ですよね。でも、書き殴って、打ち殴って始める。愛をひっかけるための釘はいっぱいあるけど、僕がすべき上で一番大事なのはこんなブログでも、ツイートでも、写真でも、気持ちでもなくて、その日の歌と音だけ。身の回りに起こるいろいろな出来事の全部が繋がって、32を目前にして、やっとそう思えた。

明日はライブです。大阪。1人でも多くの人に僕の音楽が伝わりますように。ほんと、それだけです。情けもなにもいりません。そのために眠ります。


これを新年の抱負にしようと思います。もう戻らないのだ。一度はライブを観てください。つまらなかったら捨ててくれ。おもしろかったら愛しておくれ。ゆっくりいこう。おやすみなさい。

※2019/1/12記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?