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ジャパンカップから天皇杯

毎年宇都宮で開催しているジャパンカップサイクルロードレース。今まで興味を持てなかったけれど、自転車が趣味となった今は違う。気になる。しかも家から自転車で向かえる距離である。全国のローディーが、こんな”辺境の地”宇都宮まで意気込んでやってくる場所なのに、自分は物見遊山気分でアジア最高峰の自転車レースに望めてしまうのだから行くしかない。

麓の「県道入口交差点会場」で観戦することに。ここには大型モニターが設置されていてレースの様子が逐一わかる。混み具合も適度でよい感じ。選手も駆け引きもよくわからないけれど、場の空気感を楽しむことができた。

試合後、自転車を漕いで急いで岐路へ。天皇杯決勝「サンフレッチェ広島vsヴァンフォーレ甲府」を見るため。後半10分頃に帰宅してTVをつける。その後の信じられない展開といったら。ヴァンフォーレ甲府のことをよく知らない自分でも選手たちの魂の躍動に興奮したのだから、サポーターの心境たるや。気持ちの強い方が勝つ。勝利を分かつのは技量の巧さでも戦術の妙でもないことを実感。サッカーの不思議、面白さを再確認。

わしは生涯で叶えたい夢が3つあり、そのうちの1つが『レイソルのリーグ優勝をこの目で見届けること』だった。その悲願は2011年に叶えてもらえたのだけど、あの中継で映ったおじいちゃんにその時の気持ちが重なった。自分とは比べ物にならない程、強い思いで長い間、ひたすら大旗を振り、齢を重ねてもずっと信じ続けて・・・。打ち震える姿に涙が止まらなかった。

また柏の優勝を見たいなあ。