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レイソル熱どこへ

最近プロレス(アイスリボン)ばかり観ている。
レイソルは?レイソルはどうした?これには理由がある。

これ以上目の前で負け試合見たら、折れてしまう。
そう思うようになってしまったからだ。

頭に残っているのは、移籍セレモニーでのキタジの言葉。

どんなにレイソルが苦しい状況に、どんなに辛い状況になっても、レイソルを支える、守ると約束してください。

この言葉のおかげで、どんな悪い状況でもレイソルを追うことができた。
「いつか勝ってくれる」連敗が続くことはあっても、いつかは必ず点を取り、守りきって勝利を掴み取ってくれる。それこそが我々レイソルサポの喜び、明日への活力につながっていたのだ。でも今は ―

まったく勝てん。


昨年から14試合勝利なし。「いつか勝ってくれる」がやってこない。明日への活力どころかストレスが蓄積している。異常事態。普通のサッカークラブなら状況を改善するためにわかりやすい手を打つ。『監督交代』だ。監督が代わればチームが変わる。まっ先に長らく勝てない事由を分析して改善を試みる。

しかし、ここまで勝利から遠ざかっているのに監督を代える気配がない。同じ監督が選手やスタッフを代えてこねくり回しても、長らく通用していないタクティクスが下敷きなのだから、唐突に革命が起こることはないのに。

今シーズンの柏は各チームの主力を引き連れて期待感はあった。でもフタを開けてみれば同じ感じ。前半はハマらないリアクションサッカー。後半は修正を読まれて結局消えてしまう苦しいサッカー。長期政権の弊害、もうやること成すこと読まれている。読みを超える選手(フランサ、レアンドロドミンゲス、オルンガ)がいれば振り切れるのかもしれないけれど彼らはいない。

思えば開幕戦のチケットが、試合2日前でまだ余っていたことから怪しかった。明らかにサポの心は離れている。チームの姿勢に光明が見えないのだ。

わしですら折れそうになっている。このままレイソルを嫌いになりたくない。だからプロレスを見ている。プロレスはどの試合を見ても面白い。まったく裏切られない。今のレイソルが失っている輝きが全てある。

引き続きキタジの言葉を胸に宿し続けるために、心の平静を保つために、今のわしにはプロレスが必要なのだ。言うなればレイソルのためのプロレスと言っても過言ではない。決して女子レスラーを見て鼻の下を伸ばしたいとか、そういうわけでは決して。

決して。