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これまで私が歩んできた道とこれからのこと

色々なところで起きる転機。
起きたタイミングでは意味が分からなくても、いつか「あ、あの時起きたこの出来事は今に繋がっていたんだ」と納得できると思うはずであると信じている。
私自身も何度も夢を描き、それに向かって努力をしてきた。正直、小学生の時に思い描いていた姿とは全く異なるが、十数年の時を経て回り回ってきたような感覚がある。
周りの人から紆余曲折な人生に見えることもあり「どうしてここで働いているの?」と聞かれることもあるので、記しておこうと思う。

「アナウンサーになる」私の原点をつくった小学生時代

初めての夢はアナウンサー。それも小学校三年生の私が思ったことだ。
当時からテレビが大好きで、初めて連れて行ってもらったお台場でそう決めた。
中学生の時に「アナウンサーは可愛くないとなることができない」と勝手に諦め、アナウンサーという夢は変わるも、「人に何かを伝える」・「共感を生む」ことはどこか自分の中の軸になっていた。
最終的に「テレビの記者としてマスコミに行きたい」という夢を持ち、大学に進学をした。ザ優等生だった私はきちんと授業に出て、興味のあることを勉強する楽しい毎日を過ごしていた。
しかし、就職活動のタイミングで「何を伝えて行きたいのか?」「どんな社会をつくっていきたいのか?」と改めて考えると、マスコミではない方がいいような気持ちになった。たくさんの人に伝えたことで、思った方向に変わることだけでなく、逆に思っても見なかった方向にいくこと、誰かしらを傷つける可能性もある。
ゼミで報道検証などを行うことで、自然と疑問を持つようになっていった。
もともと医療や健康への興味関心が高く、「自分の手で現場を変えることができるかもしれない!」と思いつつ受けていた、今の会社の内定をいただき、「色々できそう…」という軽い気持ちで入社を決めた。

価値観をガラリと変えてくれた会社との出会い

入社後、最初の配属は営業だった。週の半分は東京から長野や新潟へ行っていた二年間。どこか第二の故郷ができた気分だった。
そんな中、5%→8%の増税をきっかけに「お客さんがお店に来なくなってしまった」と様々なところで耳にした。
単純に「日本や会社の未来はどうなるのだろうか?」不安になった。
「大学院に行ってこれからの地域のことを勉強しよう」
そう決めて情報収集をしていると、社内で震災復興支援チームの公募が出た。
先輩に背中を押してもらい、自ら手を挙げた。正直まだまだ覚悟はできていなかったように思うが、たまたま運よく選んでいただき、初めての一人暮らしと共に、現地(仙台)での活動をすることになった。
これがさらに人生の価値観を大きく変える出来事だった。

2011年3月11日、私は千葉にいた。
私たちには想像もできない経験をしているに関わらず、本当に強く前を向いて今を生きている。私はそう簡単に弱音なんて吐いてはいけない。

それ以降も様々な災害がある度に自然の猛威を感じながらも、「人は自然に生かされていること」を痛感した。
そして「やりたい!」という人のビジョンに共感する人が集まってさらに大きな力が生まれ、そうやって新しいことが生み出されていく姿を何度も見てきた。

「私は何者なんだろう」「私は何をしていきたいのだろう」
東北時代は常に突きつけられており、正直、この二年間では結論が出なかった。

東京での今

企業広報としてコーポレートブランディングを担当し、企業や製品のPRをしながら、知ってもらうとともに「いいな」「応援したいな」と思ってもらえるように何をしていくべきのか?日々考えながら活動をしている。
小さい頃からの軸である「人に何かを伝えたり、共感をつくる」ことの難しさも感じ、苦しむことも多いが、やりがいや楽しさはそれ以上。
今はこれを引き続き、本業にしていきたい、軸にしていきたいという想いに変わっている。

これからのこと

本業はこのような形で色々な点が少しずつ線になっているように思う。
改めて軸にしていきたいことが決まった。
「個性・その人「らしさ」が溢れ、それを認め合う社会をつくりたい」
そのために、人の生活を充実させたり、人の大半が働く企業での仕事をよりよくサポートできるモノのPRをしていきたいなという気持ちが強くなっている。
またプライベートでも、自然や一次産業、発酵にまつわること発信していきたいと思っている。
正直私もここに関わる人たちと話をしていなかったら知らなかった世界がたくさんあり、知ると生活も変わる。それが世界を変えるきっかけになると信じている。どなたかご一緒できる人がいたら嬉しいです。

これからどのような未来が待っているかは分からないが、これからも起こる出来事を楽しみながら生きていこうと思う。

ありがとうございます。今の私はたくさんの人生の先輩方にお世話になったからこそだと感じています。いただいたサポートでは、後輩が迷った時に話を聞く際のカフェ代に恩送りさせていただきます。