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大河ドラマ「いだてん」を全力でおすすめする記事

時代設定の奇抜さは物語の面白さとは無関係

戦国時代や幕末などが舞台に選ばれることが多い大河ドラマですが、近代だった時代もあるんです。歴史に生きた人間にドラマで迫るという点でいうと、いだてんは傑作です。物語が面白く、珍しい題材であることは気になりません

そもそも明治時代とはいえ、我々平成を生きる者にしたら歴史の教科書に載るようなことばかり。”時代劇”ではないかもしれないですが、幕末の動乱の残り香を感じさせる描写もあり、歴史のなかに主人公は生きていたことを感じさせてくれます。これは紛れもなく大河ドラマです。誰がなんといおうと、傑作と感じます。

「いだてん」の特長

まず「いだてん」は今のところ各話の副題が近現代の文学作品の題名をとっています。正直そういうところには明るくないので、文学作品をちゃんと読んでおけばよかったと絶賛後悔中。それぞれの話の内容と、小説の題名がちゃんとリンクしているので知ってる人はとても楽しめます

「いだてん」の第2の特長は、主人公が二人いることです。これは、少々多義的です(笑)語りは古今亭志ん生という落語家で、ビートたけしさんが演じておられます。志ん生は落語の題材として本作前編の主人公である金栗四三の人生を語ります。

前編は四三が主人公なのですが、四三と志ん生は年が一つしか違わないということもあり志ん生の四三語りには時折自分語りも登場します。若き日の志ん生を演じるのは森山未來さん。自由奔放で遊びに耽り父親のものを勝手に質に入れては本気で父親に追い回されます。若志ん生はシティボーイと形容され、まあ主人公である四三とは真逆の性格。

そんな彼とは違い、元酒屋の農家に生まれ実直な青年に育った金栗四三を演じるのは、歌舞伎俳優の中村勘九郎さん。実直すぎて妙な健康法にハマったり、女性の恋心に気づかなかったりといい意味でハラハラします。

ええと、何が言いたかったかというと、この物語には、まだ後半の主人公が現れていないにもかかわらず「主人公いっぱいいる……」っていう気分になれちゃうのです。群像劇の醍醐味ですね!

推しポイント1:美しい筋肉が見られる

「いだてん」の推しポイントは、第一にそうそうたる俳優さんの裸(仮)が見られることです。

病弱だった自分を変えようと、先生の勧めで早朝に水をかぶる日課を取り入れた四三。裸で水をかぶり「きえええええッ」と叫ぶ様はどこかクスッと笑えます。そして注目すべきはNHKのカメラワーク(笑)

天下のNHKですからいくら裸ってったって男性のアソコを映すわけにはいきません。奇声をあげ暴れまわる四三のアソコを隠すべく、窓の格子を使ったり水の反射を使ったり……それはもうハラハラします(喜んでる)

そしてもう一人、というかもう一団体むやみやたらに脱ぎまくるのが、「TNG」こと「天狗倶楽部」。実在した団体で、教育の一環としての体育ではない楽しむためのスポーツをするサークルみたいなもので、周囲の人からは「遊び人w」と断じられたりします。

そして彼ら、現在の体育会の変なノリで、とかく脱ぎます。そして飲みます。お酒を飲んではならない嘉納治五郎さんが雰囲気に負けちゃうほどw

いい俳優集めたはずなのにノリがうざすぎて色気のイも感じさせないのは見事です(褒めてます)

推しポイント2:兄ちゃんがカッコいい

四三の父親は身体が弱く死んでしまいます。そしてそれ以降金栗家を精神的に引っ張ったのは、中村獅童さん演じる兄ちゃんです。

四三が小さい頃学校に行く同級生についていけず泣く泣く帰ってきてしまうところがあるのですが、それを一家の長として叱責します。

秀才として名をあげ海軍兵学校に入学しようとしたらまさかの視力検査で落ちてしまい、浮かぬ顔で農作業をする四三に、「行きたい学校があるなら言え」と力強くすげる兄ちゃん。

師範学校に入学するため東京に向かう四三を、鼻水垂らしながら涙で見送る兄ちゃん。

なんというか、兄ちゃん愛が泣けます。あくまで彼は兄なんだけど、弟たちを養う家長であり、父親的な立ち位置から主人公四三を見守るさまは「古き良き時代の家族」を感じさせてとてもいい。

とりあえず見てくれ

その他にも、綾瀬はるかさん演じる医者の娘スヤさんとか、四三を「金栗氏」と呼ぶ当時のオタク(?)美川くんとか、柔道の創始者嘉納治五郎さんとか、とにかく魅力あるキャラクターがたくさん。物語も、3話を終えた時点で様々な場所がかみ合い当時の時代風景や生きていた人間たちに思いを馳せながら楽しく視聴できます。

後悔してから見ても遅い!今見ろ!土曜日の再放送を今録画してくれ!!

視聴率が低いのは食わず嫌いだからです。食えばきっと虜になる。皆さんもぜひ「いだてん」で主人公たちと共に突っ走りましょう!!!!

春瀬由衣

1月27日放送分レビュー

2月3日放送分レビュー

2月10日放送分レビュー

2月17日放送分レビュー(視聴は23日の再放送)

3月3日放送分レビュー


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マッハ全開!(ゴーオンレッド)
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春瀬由衣

小説家になろう・エブリスタ・カクヨムでアマチュア小説家として活動中。 本業は理系の大学生。 ヘッダー・アイコンはこちらよりいただきました。https://herobunko.com/news/10082/

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