「そりゃあ、これを買ったくらいだからねぇ」コンビニの袋をぶらぶらさせながら僕は言った。
「ひと箱全部使う気は無いけどさ」
彼女は上目遣いに僕を見やると、「アタシも今は彼氏いないからいいんですけど、」
僕は彼女の左手を握るとホテルの入り口まで引っ張って行った。 

次が最終回です。

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