「さあ、好きな部屋を選んで」僕は彼女を促した。彼女は5千円のパネルをタッチすると鍵が落ちてきた。
部屋のソファに座ると、何か言いかけた彼女の唇を唇で塞いだ。
長い、長いキスだった。
「結城さんとこんな関係になるなんてなぁ。びっくりだわ」真由は僕のネクタイに手をやると呟いた。

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