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美術検定2級のはなし

美術検定の存在を知ったのは、2023年の10月中旬のこと。

夫とのドライブ中に何かのラジオで「永遠のローマ展」の話をしていたのを聴き、行ってみるかい?となり、チケットを取り、ついでにと展示会に関する情報収集をしていた際に美術検定のサイトが目に留まったという流れだったかと記憶してます。

へー、こんな検定あるんだ!と、試しに3級と2級の例題に挑戦し、正解率50%程度だったにも関わらず、「…これ、ちょっと勉強したらいけるんちゃう?」という謎の手応えを感じ…

試験の日程はちょうど1ヶ月後の11月11日〜12日。
ちょっと勉強する時間ある!

やだ、受けちゃおうかしら?と思ったところで、
「なんなら、2級いけるやろ!」
という、これまたなんの根拠もない心の声に駆られ、2級を受けることに。

ちなみにこの時点での、私の美術的バックボーンは、と言いますと、
美術はまあまあ好きだけど、年に一度美術館に行くかな…という程度で、レンブラントやフェルメールやレオナルド・ダ・ヴィンチくらいの有名な西洋絵画はわかるけど、日本美術はあまり興味なし、しかも美術史の流れは全くわからんし、なんなら日本史も世界史も苦手という悲惨な有様。(汗)

更にちなみに48歳。記憶力もだいぶ衰えてる。(大汗)

そんなかなりやばい状態からのスタートでした。

まずはテキストと問題集を買い、毎日ちょっとずつお勉強。

具体的に何をしたかと言いますと…
基本的には、公式サイトに掲載されている下記のテキストを読み、問題を解き、というのを1ヶ月間ひたすら繰り返し。
で、読んでて、どゆこと?と疑問に思ったところをネットで調べ、補完するというオーソドックスな勉強法。

↓この本も一読。
美術館の裏側が知れて普通におもしろい本でした。

メルカリで安く買えたので下記2冊も購入。
時間的にパラパラと眺める程度しかできなかったけど。

公式サイトでは、下記の本もテキストとして掲載されているのは知ってたのですが、必要なかったという書き込みが多くあったので、最初は買わないつもりでした。

しかし、試験1週間前にやっぱ読んでおこうかなと今更感ありありで購入。
そこから読めるだけ読み込みました。
今回のテストでは、この本からの出題が結構あったかと思います。
結果的に読んで良かったです。

あと、こちらのサイトで2級、3級の過去問と回答、更に参考資料が詳しく書かれていて、移動時などの隙間時間に活用させていただきました。感謝です。

で、結果ですが、美術史問題が82点、実践問題が22点で見事合格!!

…と書くと、意外に高得点で、余裕で受かりましたみたいな印象を与えそうですが、受けた直後は、美術史の方はなんとかいけたかな?という感じでしたが、実践問題はまるで手応えがなく。
もうね、問題を読んでも全く頭に入らず焦りまくり、「は?知らねーし!」と呟きながら、えーい、これか?と勘で選択したのが半分くらい。
そんなんだから、回答が公開されても自分がどれを選択したか記憶が曖昧で自己採点すらできず。
…落ちたなと思ってたんですよね。

だから受かってたのを知ったときは、本当嬉しかったです。

受かった今でもよくわからないのですが、実践問題、どうやって勉強すれば良かったのでしょう?

ともかく、今回、美術検定に向けて勉強して思ったのは、
知識があるのは素晴らしいこと。
ということ。

絵は感性で観るというスタンスも良いとは思うけど、いろいろ知っていて損はない。

美術検定をきっかけに、すっかり美術鑑賞が趣味となり、ローマ展、やまと絵展、キュビスム展と去年末はかなり上野に通いました(笑)
今年もいっぱい行きたいし、この勢いで、今年は1級に挑戦しようかと思ってるのですが、何をすればいいのやら…
どなたかご教示ください!

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