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2023年ジャンプ41号感想(『魔々勇々』新連載&『テンマクキネマ』連載終了号) #WJ41

最近よく見ている動画。
北海道行きたいなあって毎年言ってる気がします。


鵺の陰陽師

掲載順18作品中7位。次号またセンターカラー!しかも2号連続ファッ!?!?!?!?!?!?まだ1巻も出てねーのにはえーよ!!インディーズバンドが甲子園優勝して棋聖獲得した大飛躍気分にまだなってねーよはえーよ!!うぇ~い!ヤッピー!ハハーン!イヤッフゥー!!ヤッピー☆

つーかなんだよ人気熱狂って!カルトかよ!まあぼくは毎週134分感想書いて、毎週紙電子どちらともアンケ送って、noteに不定期記事書いてるから十分熱狂だな!本来喜ぶべきだし、もっと評価されてほしい漫画ですが、予想以上に過大評価されているようでものすごく複雑な気分です。

ぼくはブロントさんばりに謙虚だし、一瞬の油断が命取りだから引き続きアンケ送ります定期。まじめに推測すると、本作は外注塗りだからカラー酷使組に定められたのでしょう。いっぱいカラー見られるのは嬉しいんですが、ホントに欲張っていいんですかね!なんか罪悪感ありますよ!

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1ページ目びびった…よくある悪夢オチですが、この漫画は基本展開が早いので開幕処刑展開は有り得なくないでしょう。あのハゲなら代葉ちゃんを即処刑しかねない負の信頼もあります。ホント、自分のことのように心臓が悪いフェイントです。即ち、ビビらせたのは作劇の成功です。

前回の夜島くんのイケメン説得ムーヴが代葉ちゃんからも実力として認められたカタルシスが素晴らしいです。これに心を打たれた代葉ちゃんも自らの不覚とは自負しないのも嬉しいです。自分を下げる要素なんてないんですよね。夜島くんは本気で友達として助けてくれるのですから。

悪夢を見てうなされていた夜島くんを見てくれた代葉ちゃん。こんな地味な一面でも距離が再び縮まった実感が得られます。ずっと目が覚めるのも待って心配してくれたのでしょう。代葉ちゃんも友達として見てくれていることの根拠です。こういう細かいところが清涼感も得られます。

任務失敗に死を覚悟し「私の事を気にしてはいけない」と大人の対応をする代葉ちゃんかっこいい。こういう感情を押し殺す一面も強さの一因なんでしょうね。それでいてこれまでの日々が「楽しかったな」と直接本音を口から漏らしたのがもうね…!やっぱ救いたくなるんですよね~!

鵺セラピー鬼つええ!このまま暫く帰宅拒否していこうぜ!「あっだめだめ殺されちゃうから」はド直球で笑っちまったよ!こうもハッキリ言ってくれる鵺さんも強いですね~。代葉ちゃん死亡回避も約束された結末ですが、鵺さんがガチで阻止させるクソ強意志にはマジ救われましたよ!

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今後の展開示唆その①。狂骨さんは代葉ちゃんとの契約は破棄され、後釜と契約かつ襲撃。NTRやんけー!いや恋人関係ではなく疑似兄妹だけど!でもなんかNTRくさいよ!次に会う日は結局敵だもん!これ狂骨さんが代葉ちゃんに「私に構うな殺せ」と声かけるお別れ展開あんじゃね…??

後釜藤乃家はおかっぱ。カルト=ゾルディックみがある年下の女の子?「代葉の『代』は代わりの意」が真実味を帯びそうだなあ…より素質があるとか代葉ちゃんより上?なら代葉ちゃん前座じゃん可哀想すぎんじゃん。代葉ちゃんのほうが狂骨さんとの連携は上出来だと祈りたいです。

代葉ちゃんがっこうぐらし!前回夜島くんが代葉ちゃんを友達扱いしてくれましたからね、ふれんどしたいですよね。鵺さんが旧校舎修復してくれるので「窓割れてね?」な心配も無用です。せっかくだから全然関係ないですが、好きなキャラは察しの通りりーさんです。

「勝手に家に帰らせないし、勝手に追っ手を侵入させたりもしないよ。私が居るからね」鵺さん鬼かっけえええ!!ゼノブレード回があってこそ説得力すげえすごい!!強大な力を持つ故にラスボス化が怖いですが、鵺さんの安心感が凄まじい。ヒロインなのにイケメンですよ!

代葉ちゃんの首絞めマフラーは「猩枷」という枷の道具。猩、つまるところ「猩々」が元ネタなんでしょうか?オランウータンに似た架空の生物です。同名の幻妖から剥ぎ取って作られた道具なのを想像できますね。絞め殺すってのが死後も呪いのアイテムやってて良いなあ。

「猩枷」は対象を絞殺後、リスポーン地点へ強制転送。情報を吐かれる前にハゲが発動させる目論見なのでしょう。視覚共有できるからタイミングも任意で決められます。藤乃家はマジブラックだしエグいけど、ぼくはこういうリアリストな一面は正直に評価したいです。

猩枷の制御権をハゲから自分に切り替えた鵺さんホント何者だよ!?代葉ちゃんがまたひとつ自由になれたのはいいけど、それ以上に鵺さんがこえーよ!流石に発動させることはないとしてもだよ!鵺さんは旧校舎から出られないことを除けばチートスペックだなあ…!

ハゲは猩枷の制御権を奪われるとは想定外でしょうが、いつでも絞殺できるのに今やらないのはヘタな動きはしない慎重派なのでしょう。大ボスらしい良いスタンスです。つーかマジに代葉ちゃん殺されるのはカテエラでマジ勘弁なので今週の展開が正しい判断です。ハゲには良い気味だぜ。

ロリ幻妖きた!食材を買ってきた鵺さんの友達の幻妖・キャシー。四万十川料理学園の講師ではなく「ケット・シー」の捩りなのかな。アイルランドの妖精ですが、なんか猫っぽい。食材購入とはこの子も人間文化に親しんでるんだな。ソシャゲだと確実にショップ店員やってそうです。

決闘の後はすき焼きで祝杯でありながら、代葉ちゃんが戸惑うのも無理はありません。ぼくとしてはWin-Winの関係でいてほしいからこのイベントは約束された結果ですが、申し訳なさのようなものはあってもおかしくないんですよね。いちおう自分が襲撃した側でもありますし。

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夜島くんと代葉ちゃんふたりきりのお泊り会!エロゲで500億回見た展開だ!鵺さんズェッテー狙ってるやんけ!狂骨さんも私用の為に退室とはいえ、敢えて気遣ったみたいやんけ!もちろんぼくはこういうの大好きです!ギャルゲーの王道を往く展開ですからね!こいつを待っていた!

夜島くんと狂骨さんの距離感もシームレスに明確させるの良いな~!夜島くんがさん付けしたり、逆に狂骨さんも名前を憶えてくれたり、お互い興味を持ってくれたのが分かります。それでいて、代葉ちゃんのことを頼むのが決闘を経て信頼を寄せてくれたのだなとほっこりさせられます。

お風呂上がりなのか、しれっとほかほかしてる代葉ちゃんかわいい!銭湯がある学校なのか、あるいは近所の銭湯に行ってきたのか。その肝心のNYは…まあ今後あるだろう合宿編か修学旅行編に期待しましょう。ある程度ネームドが増えてからのガールズトーク、そしてコイバナをな!!

お布団が近いどころか密接でかなり大爆笑!久々にこの漫画のトンチキ要素が帰ってきちゃったよ!ページめくりの活かし方うめーよ!だが同時にガッツポーズ決められる胸熱ギャルゲー展開です。こういうニヤニヤ余裕展開を用意してくれる川江先生はやはり信頼できます。

代葉ちゃんが夜島くんの腕に人差し指ツンツンするのえっちだよな…まず彼が必死に保ったパーソナルスペースに堂々と介入してるもんな。そもそも布団越しに腕を差し伸べる背徳感がえっちだよ!異常ASMR愛者のぼくはこういう不意打ちめいたムーヴが大の弱点にして大の好物です。

代葉ちゃんは夜一人だと眠れない。だから夜島くんと手を握りたいとか友達以上の関係じゃん!ていうか、狂骨さんは令力補給ではなく、単純にひとりにさせないように守るように手を繋いであげたわけですか!?狂骨さん株爆上げじゃん!代葉ちゃんと契約破棄されるのも阻止したいよ!

今後の展開示唆その②。もうすぐこの町にとんでもないことが起こる。一気に風呂敷広げてきたな!一体どこで知ったのでしょうかねその大予言は。鵺さんの力があればそれを軽減できるとか、えっじゃあ、藤乃家はやり方がエグいだけで表面は正義側だったわけなんですかね…?

大災厄フラグは鵺さんも気づいていそうです。第1話冒頭で「今年の新入生が最後の望みだね。現れなかったら今年で人間ともお別れだ」と述べていたので、ソレを示唆していると考えられます。大災厄後、自分だけ生き残り、人類は滅亡なのでしょうか。もう二度とゲームできないじゃん。

鵺さんが前に言っていた目的は大災厄阻止と繋がるのかな。ただ本当にそうなのかなあ…とまだ自分の中でモヤるというか、あまり自信と根拠がない、更なる裏がありそうだと言いますか。まあ、あくまで大災厄阻止は目的のひとつ、第一関門に過ぎないとも捉えることもできそうです。

代葉ちゃんの更なる本音「苦しかった、怖かった、ずっと」言えたじゃねえか。この本音から想いに応えてあげるようにグッと手を握りしめてくれる夜島くんは今週もカッコイイ。約束された結果にして、ぼくたち読者が見たかった期待通りです。もうこいつら早く結婚してほしい。

代葉ちゃん初登場6話で鵺さんの存在を詮索されたとき、夜島くんは自分の意志を貫き、鵺さんを守るように強く手を握り締めたんですよね。それが今回、代葉ちゃんを守ってやるように手を握ってあげた対照的構図なのが興味深いです。代葉ちゃんの震える手を鎮めさせたのもすごく良い。

代葉ちゃんも自分を護ってくれる人がいて口元に笑みを浮かび、安心して眠れたのはいいとして、鵺さんが部屋へ戻ってきてからのリアクションがさてどうなるか。後方姉面は間違いなくしてそうですね!狂骨さんもなんだかんだで「コイツなら任せられる」と後方兄貴面やってくれそう!

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今週ラスト、新キャラとして代葉ちゃんの師範・藤乃双斧さんが登場。『魔法少女ネギま!』のラカンさんのようなイイヤツオーラが早速醸し出されているイケおじだ!ハゲの命令による新たな刺客のようですが、なんだかんだで自分に従い、代わりに犠牲になりそうなんですけど!

双斧さんは弟子の代葉ちゃんに手を掛けるのを流石に躊躇っているあたり良識的ですが、ただこれまでハゲの命令に逆らえず数名弟子を処している悲しい境遇。弟子は単なる任務失敗なのかな。とりあえず双斧さんはハゲのスタンスに疑問を投じてほしいですねガチでね。

しかし結局水族館デートの話はどうなったんでしょうか。今週は繋ぎ回でシリアス再びなヒキとはいえ、七咲先輩はこのまま猿空間送りされそうでアレですし。次号双斧さんがオカルト部にやってきたら、しれっとゲームやってる代葉ちゃん見て驚愕するギャグオチでも良いと思います。

今週は繋ぎ回でしたが、情報盛り沢山で安定して満足でした。今週の構成を分析すると、二人の会話(5P)、猩枷の制御権奪取(4P)、すき焼き(3P)、ピロートーク(6P)、新キャラ登場(1P)。いずれも数ページで進めているので全然ダレないし、詰め込みすぎていないんですよね。

川江先生は脚本構成ノートに「今週はこれをやるぞ!」と羅列して、ページ配分はどうするか、めくりをどう活かすか真面目に取り込んでいそうなんですよね。勿論ぼくの勝手な想像ですが、それほどにぼくは川江先生の漫画のつくりかたを知りたくて仕方ないです。構成力高すぎだもの。

魔々勇々

辛気臭い漫画だなあ…つまらなかったし、読んでいて感情を動かされなかったです。別世界の勇者登場にはオッとなったし、魔王エンドのきめえデザインは良かったんですが、肝心の主人公に魅力を感じられません。良い所を一切語れません。ラストも続きを読みたい気にさせられません。

平和な世界で名だけ勇者の自分が「勇者とは何なのか」と疑問を抱くのは悪くないんですが、全然共感できなかったです。正直そんなに勇者へのコンプレックスを抱くほどなの??意識高くね??と疑問が先行されてしまう。その上、全く面白さに繋がっていない。そして辛気臭い。きつい。

別世界の勇者は主人公を殺してこの世界に永住するワル宣言ぬかしたのに、主人公が魔王からそいつを庇ったことに全然納得できなかったです。「勇者は守るために戦うのだ」という展開をやりたくて無理矢理作者に動かされたとしか思えません。そりゃあ物語に没入できなくて当然です。

そもそも「勇者と魔王が複数存在すると世界にズレが生じる」という謎設定が今のところ腑に落ちず、「いやなんでだよ?」と疑問符しか浮かびません。そういうシステムなんだろと擁護されそうですが、それは単に読者を納得させていない、ただふわふわしているだけのTDN言い逃れです。

別世界勇者があの世で救われた的なシーンも全然感情移入できなかったです。そもそもこいつ、勝手に異世界転移して、勝手に主人公殺そうとして、勝手に主人公の命を救おうと勝手に犠牲になっただけなので、全く思い入れもクソもない。こんなので感動しろとかいやーきついっす。

如何にもなプロローグな第1話ですが、「これはイケるぞ!」的な下準備が整ってなくて全然期待できません。主人公の良い所・魅力が伝わらないのはダメでしょう。今のところ少年が楽しめる漫画ではなく、作者が変に意識高いのを振舞っているのをアッピルしたい漫画って印象です。

あかね噺

脂が乗っている王道展開の魅せ方です。背中を見せられる兄弟子で在りたいからこそ、劣等感を抱きながらも諦めず精進したいぐりこ兄さんを強く応援したくなる、陽の展開です。こういう芯の通った説得をされれば、ぼくはとてもドライな精神になれません。まさに主人公のひとりです。

ぐりこ兄さんの覚悟に「うん…いいね」とまいける兄さんが気に入る解像度の高さ。この人ならまず気に入るだろう信頼感に応えてくれて嬉しいです!そして「真打昇進」のコマの何かやらかしてくれる期待値溢れるかっこよさよ!普段気さくなキャラなギャップと併せてマジ感ありますよ!

ぐりこ兄さん再始動な一方で、朱音ちゃんも選考会を経ての敗北を糧に精進していく覚悟の姿勢。良いですね~、ふたりともWin-Winの関係で共に突っ走ってもらいたくあります。みんな違ってみんな良いの精神で上等です。今週はちょっとした群像劇ムードなのが好感触でしたね~。

SAKAMOTO DAYS

出品受付終了済なので飛び込み出品は無理なのは仕方ないとして、贋作扱いは結果的に南雲さんの落書きが贋作なのを助長したみたいですよ!呪いのペイントかよ!贋作と言われるのも無理はない気がしました。結局坂本さんの銃はいつか使うキーアイテム決定として伏せるのかな?

先週今週と高二病めいたアングラティックな話になっててすごい刺さっています。先週の転売厨に続いて今週も電子チケット対策済の闇オクに関与、入札ラッシュと、「ジャンプでこういうのやっていいんだ!?」な内容にゾクゾクするんですよね。こういう背伸び感がとても程良い。

The end=上終さんは全然想定していませんでした…!今回意識をずらされたのは「ORDERが出品する暇ないだろ」という先入観があったからかもしれません。闇オクにも入札していると、ますますORDERがやるとは思えなくなるわけです。だが上終さんは引きこもりだから、やるか…!

上終さんは坂本さんのコルトガバメント(結局偽物なの?)を所持かつ、坂本の野郎呼ばわり、坂本さん入場を阻止させるほど逆恨み。一気に人物像が見えてきましたね~。ところで「すげぇ棒が喋ってる」がすげえジワったので、暫くこの銃身だけ映して暗躍してほしいですね!

アオのハコ

ラッキー=ポケモンと連想する大喜くんに紹介しよう。福島県浪江町のラッキー公園だ。是非とも千夏先輩と一緒に行けばハピナスだと思うよ!「どうせ戦ったってムダみたい」という理屈はぼくも大嫌いですね。舐めプじみてて最悪なので。大会に挑むのなら真摯な態度で臨むべきです。

望月くんは今週もむかつきますねえ!「凡人が夢語っちゃあ超人に失礼でしょ」はクソデカ主語やんけ!いちおう大喜くんのことを否定しないとわざわざ予防線張っていたのはいいとして、万一本人がいそうなところで直接陰口を叩くのはすごい覚悟ですね…ぼくにはとてもできない。

大喜くんは直接キレたりせず、試合でわからせてしまおうと、オーラをまとったようなスゴ味のあるパフォーマンスでわからせてくれて期待通りでした。良い感じに溜飲を下げてくれてスカっとさせられた好例です。言葉ではなく行動でギャフンと言わせるから大喜くんはカッコイイ。

ウィッチウォッチ

モイちゃんVSランはシンプルな格闘戦で進めるとダレそうなので、ここで別視点での会話で一転攻勢のカギを担わせるのは流石篠原先生。飽きさせない構成が秀逸です。トキヨさんからいじり甲斐のあるギャグキャラ化の可能性出てきましたよ!カンちゃんと良いコントやれそう!

格闘描写は躍動感あるし、格闘技の醍醐味・読みの要素もあって読み入るんですが、やっぱり篠原先生十八番のロジックを生かしたバトルのほうが面白いのが本音ですね。ただ今回トワイライトというキーアイテムをどのタイミングでぶつけるのか、良い感じに焦らされております。

呪術廻戦

魔虎羅撃破は達成感よりも「やっと終わった…」な感じ。負荷からの逸脱が勝ります。宿儺を喰らうメインアタッカーになりすぎて、宿儺さんがおまけくさいといいますか。勝ち宣言からの敗北フラグは、万さんの置土産やフーガといった一転攻勢ごと消し炭にすればいいです。

逃げ上手の若君

今週熱量高くてすげえ面白い…!桃井さんの意外と理に叶ってるサザエさんヘアーでTDNバカじゃないんだなあと好感触であり、アクションも階段からフリーフォールさせていくスピード感がたまらなかったわけですが…泰家おじさんでなにもかも上書きされてしまいました。

松井先生はこういうエグいものを描くのが本当に巧い。ダンボールおじさんを思い出す回でした。泰家おじさんの意識はまだあるけど衰弱した御姿もつらいし、なにより棺から掘り起こすように「秘密兵器」として晒し上げたのがつらすぎる。これは無条件でヘイトブーストです。

泰家おじさんは史実では生死不明。未完で終わった『どろろ』のように末路は好き勝手解釈し放題なのかな。ならば良き最期を期待したくてですね…!基本おふざけなおデコ芸で泣かせてくれたら幸いです!時行くんに涙を堪えさせ、闘志を燃やす胸熱遺言を想像&期待せざるを得ないんだ!

小次郎くんと長岡景忠の対戦カード、静かに何か一転攻勢の策を仕掛けてくれることに期待したくなる顕家さん、そこからのラストでシイナさん参戦!モチベ回復効果も秘めた山場作りだ!今週マジに見所さん多すぎてクッソ面白かったです。盛り上がったところで次号休載かあ~…!

キルアオ

天馬くんカッコイイーーーーーーーとキャッキャしたいのに、サッカーVSゴルフというボンクラバトルの絵面ですっかり意識を塗り替えられちゃいましたよ!勿論ぼくはこういうのに弱いですね!面白いからいいんですけど!全力で大真面目にバカなことやってる感あるから好感触です!

消防隊も洗脳された流れも面白いです。ストレッチャーを雑に障害物にして「くらえ!!」も笑っちゃった!ホースを逆利用して一般人をまとめて止めさせる大狼さんの臨機応変な対応も良かったです。良い意味で誰も傷つけさせない上でハチャメチャバトルになってて脂が乗っていますね~。

アネゴも洗脳済かよ!?つーかおっぱい押し付けてんじゃねーか!?と思わせて、実はカズマくんの変装でしたふざけんな!!後出し新設定開示とはいえ、見事に騙されたよ!仮にこいつらも仲間化したら今後「カズマくんの女装の可能性あんだよなあ…」と疑心暗鬼になっていそうです。

アンデッドアンラック

リップさんが白馬に乗って病院へやってきたトンチキムーヴを見ているとどうしても『新テニスの王子様』を連想してしまうぼくは重度のテニス脳ですごきげんよう。…と言っていられない後半の神展開コワ~!なんだこのパンデミックは!でもワクワクするんだ!

どのみち神展開が来るのだと分かっていたとしても、病院側の方々からすればガチホラーすぎてすげえ怖かったです。ライラさんだけでなく一斉に患者数名急変なのがとても手に負えない絶望感を煽らせているんですよね…病院でこうなると猶更ですよ。

僕とロボコ

10位中3つが友情出演なのがイカれていますが、2位はメイコメインながらも綺麗な1コマだなとしみじみ思ったり。ロボコは№1よりも№2のほうがしっくりくる人生哲学がかかっているからなのかな?「おまえがナンバー1だ!!」と認めてくれるのが三枚目女優っぽさがあります。

「来年もやるんだ!」という言葉って素敵ですよね。ぼくの大好きなアニメ『人造昆虫カブトボーグV×V』でも敗北展開を経ての「来年もある!」という希望溢れる言葉で一気に救われたのです。だのでロボコも早速来年用に一斉展開…これ今後の展開で回収されたりしないですかね!?

夜桜さんちの大作戦

あれ?案外この成長姿のままでいいんじゃね…??勿論一時効果だし、キンクリ案件とはいえ。あと太陽くん六美ちゃんと並んでいるとそこまで等身差はないのに兄弟姉妹っぽく見えない、お父さんの背を超えそうな親子っぽく見えたのがちょっと意外でした。

アスミカケル

優也くんがマジにジムでMMAを楽しんでいるのが伝わってくる川田先生の作劇力。義時さんという信頼できる大人の存在がデカいのは勿論、同じ趣味を持つ者同士、敬意を払うように戦えるからマジに居心地の良さがあるのが伝わります。こう言われるとぼくも行きたいなと羨めてきたぞ。

チョコザップもですが、24時間営業ってデカいですよね。その分光熱費etcもかかるから経営はぬるくありません。だからこそかな、出来る限りここにずっといられるように金を落としたくなる、その分積極的に通いたくなる気持ちが高まっちゃうんです。勿論、自分のペース優先ですが。

二兎くんが白帯状態だったら他のジムの先生方に怒られるってなんかいいですね。いや良くないかもですけど、義時さんのことだから「あの子強すぎでしょ!?もっと評価してあげましょうよ!ほら青帯!」と積極的に声かけてくれる先生もいるんじゃないかなあ~と勝手にほっこり。

地下格闘技出場の件で義時さんへ相談。もうね、これだからぼくは川田先生が大好きなんですよ!!二兎くんは話すべきか戸惑うも結局そうした上で「自分の力を試したくて僕は出たい」という本音を言ってくれたのがすごく良かったです!自分の想いを伝えるのが一番大事ですからね!

義時さんもジムの運営方針に反するから出場は許可させない根拠がしっかりしています。こう正論を言われると迷惑かけたくなくなるんですよね。しかし、二兎くんの出場したい本音によって、最低限の出場条件をわざわざ用意してくれたのがホント義時さん素敵すぎるイケおじですよ!

義時さんはあんなに反則していたのに、地下闘技場で発生するだろうグローブタッチといった異例を教えさせたのが二兎くんのことめっちゃ考えてくれてますよ!めっちゃ責任背負ってんじゃんかと!こういうのを見ていると生半可な覚悟で出場しちゃダメですね。義時さんマジ聖人。

今週一番ぼくの感情が動かされた瞬間は、二兎くんが迷惑かけたくないからジム退会する覚悟です。「いやいやいや!そこまでやる必要あるかな!?」とハラハラさせられ、流石の義時さんもさみしいこと言うなよと御尤もなこと言ってくれて嬉しかったです。川田先生は客観視が巧い。

今週は実質繋ぎ回ですが、名作しか生み出せない川田先生の本領発揮回で読み応えがありました。信頼できる大人と学んでいく少年の会話のキャッチボールが見事。こういうドラマが描けるからぼくは川田先生をジャンプ三大信頼作家のひとりに置いているのです。どうだわかったか。

しかし条件が三つって多いな。本戦いつだろね。…三週間後!?うわあ一気に話進めてきた!?もう出場!?きびしい条件を想定していたらそうでもなかったですが、このテンポの良さは流石川田先生。十分な過程を描いた上で見たいものを早速披露させてくれます。構成力すげ~!

現時点での不安点は、おじいちゃんもライブ中継を視聴しそうなので、地下格闘技出場したら怒りそうな予感がががが。まあ義時さんは「必要な私からも説明する」とやはり心強いので、きっと大丈夫でしょう。てか義時さんに散々世話しっぱなしだよ!恩返ししたくなるよ!

暗号学園のいろは

夕ナントカさんは個人的に苦手なんですが(トラウマ製造能力がインチキだから)今週の回想見ても特に印象は変わらなかったです。

一ノ瀬家の大罪

けんたママが突然やってきて、文乃さんもお父さんから連絡出てきて、フツーにこのまま颯太さんが別れていっちゃった急展開に思わず爆笑!いいんですかこんな雑を超えた雑展開で!けんたくんはともかく、文乃さんは「あれ颯太さんは…?」とモヤったんじゃないですかね!

けんたママは盲腸だったので、お隣さんちに行っててとか、あの…そのお隣さんちとは…?つーかこうして親子再会できてもけんたくんの闇は晴れないままでは…??ううんどういうことだ。けんたくんの印象が何一つ変わらず猿空間送り確定ェだとか、ううんどういうことだ。

翼くんが颯太さんにおうち帰ろうと説得してやったのは超久々に主人公ムーヴやってて良かったです。いやほんと最近ずっと主人公らしからぬ傍観者でしたけどね!遅すぎなんですけどね!しかし数週前に「一ノ瀬家参戦」とか書いてあった煽りは結局なんだったんですかね。

アイスヘッドギル

親父が育てた7人の戦士の設定がやっとこさ掘り下げられたー!ほんといまさらだよ!1話掲載時はいちおう気になっていたので早速まとめ。うち3人は親父同様リッチに乗っ取られ、うち3人は殺され、残り一人は生存。ほぼDIEジェストですか…美味しい設定だけに勿体ないです。

今週はフック多くて面白かったです。7人の戦士掘り下げ、巨大な手と浮遊船のハッタリ、ジュミルさんと、オッとなる情報が多い。グレイティストさんは今週も見ていて面白い。あとトロルがファンタジーな造形やってて好きです。そしてかわいい。なんか守ってやりたくなります。

ジュミルさんは7人の戦士のひとりにして、リッチに乗っ取られた三銃士の一角。グレイティストさんの弟である可能性大っぽい。顔も良いし、既存ネームドとの因縁も絡ませて、素直に気になるキャラです。こういうでかいフックを序盤からやってほしかったですねホント…!

ドリトライ

主人公をロケットのようにぶん投げてやったネームド二名がすごいだけの話なんじゃないでしょうか。そして心の強さ理論そのものがあまりにもふわふわしているので、ボコっただけで親父に勝利&説得成功という全然実感がわかないふわふわした展開。実にこの漫画に相応しい末路です。

テンマクキネマ

終わった…終盤ムードなのは火を見るよりも確定的に明らかでしたが、まだ3話やるかと。エンドロールの拍手は…ここまでの過程はちゃんとしていたのに、自分のことのように特に嬉しくなったり感動したりにはならなかったです。良いものが出来た根拠と達成感がないからなのかな…

附田先生Tosh先生連載お疲れ様でした。3話までは天幕さんがウザくてマジ勘弁だったのが、4話以降びっくりするほど読める漫画になりましたが………好きの領域だったかと言われると、そっち寄りなんですが、一度読んだらもう十分程度の浅い沼だったかなあ程度ですね。

全体的に盛り上がりに欠けていたのが第一印象でした。今すぐ思い出せる最大の盛り上がりは校内のコッソリ撮影で、個人的にそのへんが一番面白かったのは少しだけ非日常感あるハラハラ展開やっていたからです。それ以降は…淡々としていて面白味を見出し辛かったです。

最初から短期集中連載の体制なら構いませんが、やはり映画撮影という多く尺を取る題材は週刊連載に不向きなのでしょう。だから20話以上費やして『渚』の完成に励むのも理解できなくはないのですが…とにかく時間をかけすぎたスロースターターなのは圧倒的に不利でした。

映画ではないですが、最初は90分映画というクソデカハードルではなく、読者も作れそうな3分動画が週刊連載に向いていそうな気がします。それこそソーマ序盤で「化けるふりかけ」という大きなフックを仕掛けた附田先生ならオッとなれる工夫を披露してくれそうなんですよね。

巻末コメント

近所のコンビニをうろつくもピクミンのグミは買えませんでした。残念。<下々>

今年もセブンでとみ田監修の冷やしつけ麺が発売されてました。夏も後半戦です<康太>

おいおいジャンプはわたしのコンビニ報告書じゃないんだぞ!?ぼくはセブンでプロテインバー大人買いしました。



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