見出し画像

四柱推命 星のしおり〜偏財・喜びを分かち合うひと〜


わたし達は、一人では生きていけない。手を取り合って、支えたり、支えてもらって世界は創られていく。
あなたは、その尊さを誰よりも知っている。
そして、人が集まって創造するあたたかく美しい、万華鏡のような世界を楽しめるひとなのだ。



四柱推命の通変星には、5つのカテゴリーで10個の星が存在する。
知性の印星(印綬・偏印)、行動力の官星(正官・偏官)、人脈の財星(正財・偏財)、自立心の自立星(劫財・比肩)、遊び心の遊星(傷官・食神)。

古代から中国で考えられている、世の中の成り立ちがある。それが、印・官・財の流れだ。
印(学びを得て)→官(しっかり働いて)→財(人脈と財を得る)というもの。


そんな流れの中で、偏財は人脈が豊富で人と人とのご縁を結ぶ力がある。
財(=お金)というのは、いつの時代も人が連れてくる。
だから偏財のひとは、商売上手で大きく稼いで大きく使う、回転財のセンスがある。その本能のもと、人との繋がりをとても大切にするし、心がオープンで親切なのだ。
自然にいつの間にか、偏財のひとを中心に人の渦ができてきて、たくさんの人が楽しめる場所を作ってしまう。


あなたは、共同体を大切にするひとだ。春に畑を耕し、種を蒔き、夏の手入れを怠らず、秋に収穫を喜ぶ。
みんなで努力をし、みんなで感謝とともに喜びを分かち合い、祝う。
そこに、あなたの1番の喜びがある。人が喜ぶこと。そこに自分が関われることに喜びを感じられる。

人のことを、自分のことのように心から喜べるような、心の温かいひとなのだ。
自分と人との間に垣根がないとでもいうか。垣根があったとしても、簡単に超えてくる、軽やかさは、人付き合いの観念を変えてくれる力がある。
人生を、笑いとのりで乗り切るようなその軽やかさは、人の心を緩ませる。

美しく、軽やかな集合意識を創り上げていくひと。
それが偏財の星の持ち主の一番の魅力だと、わたしは思う。



晴海たお



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?