排泄と睡眠と食事、この三つの本能の場面は分けてください(2016年5月1日のメルマガ)

★こんにちは、ハルヤンネです! ★

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息子と一緒にいないお休みのときは、自閉症のことを考えないので、翌日のメルマガが書きにくいです。でも、それって健全なんですよね〜。仕事にすると四六時中、自閉症・障害なので、お休みの日は、あえて考えないようにしています。

ということで、今朝はセミナーで残った相談から。「3歳半(男児)知的障害を伴う自閉症。1LDKで3人で住んでいます。狭く部屋の構造化ができません。同一箇所で ごはん あそび 難しいです」

トータルセミナーでは、幼児期の構造化のところで、活動と場所を分ける、一対一対応にする話をします。とはいえ、子供が小さいときほど、小さなアパートに住んでいることも多く、全部一緒の場所になることもあります。そんなときも「排泄と睡眠と食事、この三つの本能の場面は分けてください」と話します。でも、自閉症児のいるご家庭では、布団の上でウンチの処理もして、ご飯を口に運ぶという暮らしも珍しくないのです。理由は、ぐずられたり、そこだとうまくいったりして、数回すると、子供のほうは「そこでそうするもの」となっていくからですね。親は「そこでしかしない」と考えていきます。

けれども、場所を分けて活動すると「ここでは、たべるもの」「ここでは、排泄するもの」となっていきます。なので、少なくとも、排泄、食事、睡眠は、トイレ、食卓、お布団を守ると、本人もご家族も楽になりますよ。理屈として覚えてください。

若い親御さんがやってこられて「まずどこを!」と聞かれると、「着替えの場所」と話しています。1日一回必ず着替えるし(夜の服は脱衣場でしょうが)、着替えるときにカーペットを敷いて、カゴに洋服をいれておいて、順番に着る、脱いだものは別のカゴに入れるみたいにして、「活動と場所の一対一」を伝えていきます。すると、他の場面でも同じですよ。「ここではこうする」を同じように伝えやすいのです。

場所が狭く、活動がわけられないときは、それをするときだけ、カーペットや座卓を出してくるなど家具で変える、敷物やテーブルクロスなど見栄えを変えるなどをします。

寝るは布団が出てきたときですよね。なので、寝ないときは、布団はしまっておき、何時になったら出すというようにすると、時計はわからなくても、よるモードと切り替えやすいですよ。

「できない」ところばかりを見ないで、少しでも「できる」ところを見てみましょう。小さいときから、そういう視点の持ち方ができたら、子育て・支援ををする上で「財産」になりますよ。

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