QOLを上げると、楽しくなるのが食事(2016年4月27日のメルマガ)

★こんにちは、ハルヤンネです! ★

今日は、いわきのセミナーで残されたQ&A。セミナーご参加いただいても、一回でわかるのは難しいのがおめめどうの考え方です。なので、ぜひ、ブログやFBを追う、またメルマガを購読するなどをしてほしいなと思います。

Q.形の決まった塩おにぎり、ポテトチップス、りんご、衣のみ、決まったパン、水で生きています。今後どうしたらいいでしょうか?(5歳年長男子 知的障害を伴った自閉症)

A.偏食の相談はとても多いけど、多くの(知的障害のある)自閉症の人は成人になったら肥満になっておられます。なんでなんでしょうね?心配しなくても、大きくなるのは確かですよ。偏食は、幼児期で数種類食べられると、そう難しくないんですが、一種類二種類だけだと、栄養が偏りますから、病気になりやすい。それだと困りますね。

外食は、場所の一対一が外れて食べられるんですね。家では食べないものを口にできる。となると、それを家に持って帰っても口にしたりします。家飯、コンビニ、惣菜、外食を上手に使って。お腹が空いたら、今まで食べてないものでも、公園のベンチとかで、パクリとされることありますよ。

それから、「そうするもの」にしてしまわないためにも、その場面で選ぶようにする。どうせ食べないわ〜で諦めてしまわないで、これとこれどっちする?ってね、ヨーグルトとプリンとか、ヨーグルトでもイチゴ味とアロエ入りとか。決めつけないで、どんどん世界を広げていきましょう。

「これしか食べない」と思いすぎて、「それしか出さない」と、「そうするもの=これを食べるもの」となり、こだわりは助長されます。温めとかもそう。「温めるもの」になる、別に「温めなくてもいいのに」。

それから、嫌いなものが同じお皿に乗っていると、好きなものまで食べにくくなるんです。いらないものは先に「残します皿」に退けてもらうというのも方法ですよ。盛り付けを工夫する。フレンチみたいに、一つずつのお皿をサーブするいうのも手ですね。三食食べは味が混ざるの苦手にしています。何事も強要しないで。一緒に食べる大人との関係性を悪くしないでね。それが「最悪」。それから、大人が美味しそうに食べテル「雰囲気」は伝わりますよ。

自閉症の人は「献立」が好きです。何が出るかがわかっていると安心なのですね。お楽しみ献立とかチョイス献立とか、本人が選ぶ日を決めておく。バイキングみたいにして、好きなものを取って食べるようにする日が週に一回あるとかね。そんなのも楽しくていいですよね。

食事は、「これが食べられる」のADLが大事なのではなく、「何を」「誰と」「どこで」食べるが自分で選べるとQOLが上がっていくんですね。自分の食生活になるっていうかね。すると偏食も緩和されるし、豊かになるのです。

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