だから、育てる親も「学びと実践」がいるのです(2018年4月26日のメルマガ)

★こんにちは、ハルヤンネです! ★

そろそろ学級懇談や家庭訪問の時期なのだそうです。昨日ある方から「新一年生の親御さんはご家庭でされていないので、先生も困惑中。でも、先生も初めてでなにをしていいのかわからない。自分はもう高学年で視覚的支援をしてきたのでそれを継いでもらっていますが、『新一年生にもスケジュールや手順をされたらどうですか?』と話したけど、ジロリと睨まれるだけでした」

この「自分ちはしてるけど、よそんちはしてないんだよね〜、先生も、してない親の子にまでする気はないんだよね〜」というのは、めちゃめちゃ多いです。ほぼこんな感じになるんですよね。だから「すべては(早くて)よい出会い」って私は話すんですよ。

同じ地域の子ども療育センターに通っていても、早く気が付いた親御さんはコツコツ家庭での視覚的支援をされてきている、だから、それを持ち上がったらいいのですが、気がつかないでそのまま「いわば丸投げ」でこられた親御さんだと、家庭にもない、そして、学校にも伝えられないので、されない状況がその後も続きます。

もちろん幼児期から視覚的支援をしていても、「しません」「やめていきましょう」という学校もありますから、それにも、騙されないで、負けないでやっていくしかないのですが、でも「やめさえしなければ、家には財産がある」状態になります。

学校の先生は、順繰りに変わっていきますから、「そうですよね、自閉症・発達障害ですから、視覚的支援がいりますよね」ときっぱりと話せる人に出会う方が稀。そのため、親の知識や技術量で学校の暮らしが決まってしまうといってもいい。

先日の親の会で若い親御さん「なにかお願いしてモンペに思われたらどうしよう?」と言われていましたが、「モンペってもっと凄い人のことを言います。特別支援の親のお願いなんて可愛いもんですよ」と先輩ママさんからアドバイスもらってホッと一安心。

全くの新人さんが担当になられて、「うちはこうしてください」とメモと方法をとお伝えしたら、「わかりました。書いたらいいんですね」とスッと通じたて嬉しかった話やら。ベテラン先生で「視覚的支援は、どんどん外していきますよ」と言われてギャフンだったとか。

でも、それも、しっかり厳しく指導してほしい親御さんにとっては、若い新人さんだと不安でしょうし、声かけで動く子供にしたい親御さんにとっては、「ええ、社会に出たらしてもらえないんですから」と賛同されるでしょう。単に自分たちがめんどくさいだけに気がつかないんですよ。行く末も知らないしね。

まさに、「自分ちにとってどうしてほしいか」だけの話なんですよ。だから、育てる親も「学びと実践」がいるのです。

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