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万年筆とインク

信じるとは 時に仇に成り得ること
僕たちは誰かを信じ
詭弁をぶち撒けながら生きている

指先から
すべり落ちたのは将来への動悸か
あなたへのラヴ・レターか
分からぬまま インクは混ざり合う

筆は折れなかった
千度 諦めようとはしたが
何かが僕の背をそっと押した
シャルトルブルーの玲瓏の
その青さが美しかったのだ


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