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『銀魂2』〜掟はやぶることにこそある〜2018.8

久々の映画での作品✨福田監督『銀魂』
の続編!『銀魂2』に春馬くんは伊東鴨太郎として出た!伊東鴨太郎は実在の人物ではなくて芹沢鴨と伊東甲子太郎という実在の人物をモデルに創られたとのこと。後に髪を短めにして眉と髪をブロード色?に染めている春馬くんの動画か写真を見たことがあったが。この作品の撮影のための変身だったんだな〜!と分かった。ぶっちぎりの弾けた変顔、演技で楽しませてくれた深夜帯のTVドラマ『オトナ高校』後の撮影だから。あの七三にバチッと分けた硬い雰囲気の髪型に柔らかいパーマをかけてブロード色に染めた。10代の頃、『恋空』ヒロの銀髪✨『ネガティブハッピー チェーソーエッジ』能登の金髪✨以来染めていなかったように思う。あ!『ラストシンデレラ』では茶髪だった!少し思い出しただけでもその時の春馬くんの丁寧に作っていた役どころを思い出し懐かしくなる。
 今回はしかも『銀魂2』はコミック作品としてもとても売れているので、伊東鴨太郎という役柄を演じるにあたり、そのイメージと実在のモデル芹沢鴨と、伊東甲子太郎の両者。きっと春馬くんは、この三人のキャラクターをよく調べ自分のものにしていったんだと想像する。
メーキング映像のインタビューでそのようなことを言っていた。アイデンティティの鴨太郎の眼鏡の扱い方。例えば触れる時にフレームそっと触るとか。時々あげるときとかの手の触り方など。この眼鏡は西荻窪のメガネ屋さんでこだわって作られたときいた。その当時問い合わせがあったらしい。春馬くん自身も眼鏡が好きで、色々な形の眼鏡を持っていましたね〜。似合うし。オーラを消して眼鏡をかければ日常の生活でも変身していたのかな。
 ストーリーは前半は面白おかしい場面が続く。思うけど。この作品に出ている役者の方々はあんなに面白いことを監督にやらされて?いるのによく笑わずに吹き出さずにこなしているな〜ということ。なんだか笑わせたら勝ち!笑ったら負け!ぐらいのシーンが続き、見ているこちらが負けて笑ってしまうわー。福田監督の銀魂以外の作品は見たことがあるけど、必ずどこかに泣かせるシーンもあるのでどこかな?と待っていた。
 鴨太郎は小さい頃から剣の達人であったのに。頑張っても頑張っても育った家の中でも。剣の道場の同じくらいの仲間の中でも報われることが少なかった。そのためか性格のためかはわからないけれど。いつも斜めから見て悪巧みをしてのし上がろうとするキャラクターになっていた。柳楽優弥演じる土方が身体をヘタレのトッシーに占領され闘えなくなっていたとき、初登場の春馬くん演じる鴨太郎が次々に人を切っていくシーンはお見事!かっこよかった。その後すぐにスカーフで刀を拭くことを春馬くんが考えたらしい。他の作品でもそうだけど、この作品でもこうした方が良い?と思ったことは監督ともよく話し合って作り上げていた。それがわかる春馬くんの声がメーキング映像でも入っていた。より良い作品にしようと思う職人気質の役者だ!
悪役をしてみたいと挑んだ春馬くん。悪巧みをしてのし上がる鴨太郎。真選組の仲間に囲まれ騒ぐ時どんな気持ちだったのか?自身もその時は分からなかったけど。後半闘い剣を交える。ヘタレトッシーのキャラと元々強い土方を演じ分ける柳楽優弥くんがすごかった!鴨太郎との一対一での闘いも二人ともかっこよく!
二人は子役から同じ時期に芝居の世界にいて。作品があると同じ年頃だから子役としてオーディションをうけることも多かったらしい。そんな場に柳楽くんが春馬くんを見つけると、あ!春馬がいるから今回はこの役は取れないな〜。なんて思うことも多かったらしい。なかなかの個性の持ち主である柳楽くんでも春馬くんには敵わない気持ちがあった。ライバルとしての立ち位置のため、親しく話すという機会はなかったけど。この作品で共演してお互いのことをとても居心地のいい存在で気も合っていたんだ。というようなことを話していた。両思いだ!(その後の『太陽の子』ては心置きなく兄弟の役を楽しんだと思う。)
『銀魂2』の終盤、強かった鴨太郎だが、今まさに崖から転落しようとしているこわれた機関車のはしに捕まっていたとき、自分の大事な片腕を落としていることに気が付き狂乱する。(その後真選組の仲間との楽しい場面が走馬灯のように頭に浮かびのし上がることではなく、仲間になることが実は歓びだったんだと気がつき深く反省して後悔する鴨太郎)落ちようとしたとき機関車側にいた中村勘九郎(現 勘三郎)演じる近藤勲が手を伸ばし鴨太郎の手を掴む(この時手首を掴むという指示だったけど、春馬くんの提案で手と手を握り合う形に!それが後にとても生きることに!)手をしっかりとひっぱり、近藤をまた誰かが引っ張り…。助けられた鴨太郎。気がつくと助けられたとはいえ片腕もなくし瀕死の状態で息も絶え絶えの鴨太郎の周りを丸く囲む近藤、土方他の面々!近藤が言った言葉。「コヤツはいけないことをしたかもしれない。このままほかっていれば間もなく死ぬだろう。が武士としての最期を迎えさせてやりたい!」というようなことを。土方との一対一の決闘を許された鴨太郎が声を出し土方と向かい合い剣をかわす!!そして最期の瞬間「ありがとう!」と言い少し微笑んで倒れる鴨太郎。仲間にしてもらった喜びを噛み締めて武士としての最期を迎えることができた!周りの真選組の面々全員とは放射線状の美しい赤い光で結ばれていた。いやーっ!ほんとに素敵なシーンだった。ここで監督は泣かせたかったんだな〜!春馬くん本来の誠実な性格と、子役から切磋琢磨して頑張ってきた真っ直ぐな性格の柳楽優弥くんと、何もかもを受け入れてくれそうな近藤勲役の中村勘九郎(現中村勘三郎)の性格があってこその素敵なシーン。福田監督。ありがとうございます。春馬くんは悪役もしてみたいと言ってたし。最後はヒーローのようにかっこよく撮ってくださり感謝の気持ちでいっぱいでした✨
 クランクアップの挨拶で春馬くんは言ってたね。「続編があったらぜひ出てみたいし。でも僕はもうさっきいなくなったから出られないじゃないかー。」と。
自分に自分でツッコミを入れていた。男の役者ばかり出るこの作品はきっと部活の合宿のようで楽しかったんじゃないかな?春馬くんはスターとして人気があり高校には行けないことも多く。もちろん部活や行事などには参加できなかっただろうことを考える時。楽しい現場での学生生活のようなお仕事の現場を見せてもらうと、とても嬉しくなる。幸せな春馬くんを見ると私は嬉しくなるよ。この作品もいろいろな役柄をしてみたいと言っていた春馬くんが、おとなになってから悪役に挑んだ姿をみることができる大切な大切な作品になった🌸🐎✨


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