こっちを見て!

今週からオンライン授業が始まった。

早稲田のスタートは遅い方だと思う。一足先にオンライン授業が始まった他の大学では、サーバーがダウンしたとかZoomに外部の人が入ってきてしまったとか...これまでとは違う工夫をしているだけに、対応しきれないようなハプニングもあったみたいだけれど、少なくとも私の受けた授業ではそんなトラブルには見舞われず、なんとか新学期のスタートを切れた気がする。

大学生活ラスト1年の始まり

大学の4年生というと、じゃあもうたくさん授業取らなくていいんだね、と言われたりもするけれど、今学期は1年生の1学期と変わらないくらい忙しい。

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これで、登録できる単位数の上限いっぱい。

ギチギチ時間割のワケ

ゼミと、英語で書かれている科目は自分の学部(=国際教養学部)の授業、それ以外はオープン科目(=学部にかかわらず受講できる科目)で、仏語実践は政治経済学部、簿記の授業はGEC(=Global Education Center)から提供されている授業。

学部の壁をまたいで色々な授業を受けられるのは自分の知識や興味を広げたりする意味でとても魅力的だし、その分色々な学生と関われることも長期的な自分の財産になると思う。

というわけで、4年生であっても、気になる授業はたくさんあるのでついつい詰め込んだ時間割になる。(授業料もものすごく高いので、ちゃんと勉強しないのも勿体無い!)

詰め込み時間割になる理由はもう1つ。

1年間の留学が卒業要件となっている我が国際教養学部では、大学4年間のうちの1年間(ほとんどの学生が、2年生の後期~3年生の前期まで)を海外で過ごす。他の学部に比べれば留学中の単位認定は良心的におこなわれるけれど、実際にどれくらい単位換算してもらえるかは現地での頑張り次第。早稲田大学で勉強する3年間のうちに、できるだけの単位を取らないとならないのだ。

オンライン授業の寂しさ

今学期の授業形態は、①動画配信(事前に録画された授業動画を視聴) or ②リアルタイム授業(Zoomや早稲田のサイトを使ってオンタイムでの授業)となる。

1週間受けて、気づいたこと。

サーバーが落ちるとか、画面共有に慣れないとか、テクニカルな問題によるちょっとしたストレスはおいといて...

めっちゃさみしい。

10数人程度のゼミならまだしも、50人を超えるともうアイコンが小さい&多すぎて誰がいるのかわからないし、当然一緒に授業を受けている友達と話すこともできない。

教授とのやりとりも、こちらから話しかけることは(機能的には)できるとはいえ、普段なら学生の様子や表情を見ながら話してくれるところを、オンラインでは小さなアイコンに映る表情の変化を読み取るのはむずかしいし、同時に全員を見ること自体ほぼ不可能。感覚的にはほとんど一方通行。

なんでこんなに授業が楽しくないんだろうか...としばらく考えて、目が合わないからだな、と思った。

目は口ほどにものを言う、と言う表現もあるけれど、対面だったら相手の目のちょっとした変化でものすごく色々なことがわかるはず。何か言いたそうだなと思えば聞き役に回るし、困惑の色が見えたら、もっとわかりやすく説明しようとする。

オンライン(の中でも特に、受講生が多いタイプの授業)だと、そういうわけにはいかない。極端な話、私がどんな表情をしていても、先生からは何も読み取ってもらえない。うまく言語化しきれない寂しさ、心細さを抱えた一週間でした。

学生だけではなく、社会人の皆さんも働きかたの工夫を求められて、中にはこうした変化を働き方改革の契機と捉えて、リモートワークを恒常化させようとする動きもあるみたいだけれど、個人的にはちょっと耐えられない気がしている。





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