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藤井風~いつかスキップして帰ろう~

2022.10/15・16 
すいた〜すいた〜すいたスタジアム〜🎵
にて開催された
LOVE ALL SERVE ALL STADIUM LIVE

2023.3/10 ついにNetflixにて世界配信。

10/16(日)晴天☀
その日は運よく息子と「だいこん席」で参加させていただき、そのライブがこうして毎日見られることに感謝です🙏🥰
中でも印象深かった『帰ろう』で、こじらせた気持ちを残しておきたいと思いますw

『帰ろう』はご存じの通り1stにして神アルバム、
『HELP EVER HURT NEVER』のラストを飾る名曲。

YouTubeで公開されている
“帰ろう”って何なん Kaze talks about “Kaerou”
でご自身が語っている。
https://youtu.be/36fhfRh_iVk

  • この歌を出すまでは死ねん!

  • ものすごく大きな力を持った曲。

  • きっと無事に幸せに、安らかに帰れるから。

美しいストリングスもあいまって、より壮大に表現される死生観。
この曲でカタルシスを具現化したような藤井風という人にハマった人も多いはず。

特に人生の折り返し地点で右往左往する中高年世代には刺さりまくる。

あー今日からどう生きてこう

2021年 NHK紅白歌合戦での選曲

少し脱線するが、2021年末のNHK紅白歌合戦を振り返りたい。
初出場の選曲は非常に注目され『帰ろう』を聴きたいという声が、当時ファンの間でも多く見られた。
NHKの視聴率を支える団塊の世代にはたまらない曲だし、NHKもこの曲は好きなはず♡
MISIA氏とのトリで話題をさらった『Higher Love』の時のような真っ白な衣装を纏って、グランドピアノで弾き語りでもしてみてご覧なさいよ!奥さん!
日本人の平均寿命も更に10年くらい延びていたはず!
(冒頭から興奮しすぎてすみませんw)

しかしそこはご存知の通り『きらり』と『燃えよ』の2曲をセレクト。
ダッチこと山田健人監督による演出で、実家と見せかけた登場から会場へのサプライズ出演。
この日、司会を務めたのは大泉洋氏。
自身の出世作「水曜どうでしょう」で度重なるドッキリに引っ掛かる様を世に晒してきたが、風氏の登場に「あーた!岡山の実家からやったんじゃないの ⁉」と驚かせ、世間の度肝を抜いたことは記憶に深く刻まれている。
実際この紅白で風沼にハマったファンも多かった。

公式アプリよりワープ前の風氏


紅白で注目を浴びて大ヒットする曲もある。
オペラ歌手の秋川雅史氏が歌った『千の風になって』はその良い例だろう。
今では人生のお別れシーンの定番曲となり、秋川氏の知名度もグンと上がった。

当時ほとんどメディアへの露出のなかった風氏が『帰ろう』を披露していたら、そのような位置づけで世間に認知されていったのかもしれない。
雑誌MUSICAでは、「この曲がわしの代名詞みたいな感じでひとり歩きしなくてよかった」と語っている。
ポップな広がりを願っていた風氏は、国民的音楽番組への初出場で、あえて『きらり』と『燃えよ』を選曲した気がする。
なにしろご本人は高校生の頃「マジメに見られとうない」と抵抗して後ろ髪を伸ばした独特のヘアスタイルだったし、今でもヤンキー姿やギャルピースをして見せるほどだ。
(ダンスのShingo先生には、その努力家で真面目な面を『damnの裏側』で営業妨害のように暴露されていたがw)

紅白後の「ねそべり紅白」配信では、皆の声に応える様に、ダッチ監督が
「紅白で帰ろうを歌ってほしかったっていう人、めっちゃ多かった」というナイスアシストも忘れてはならない。

ねそべり紅白よりゴールデンコンビ👑

ここまで熱くなって前置きが長すぎましたw

この誰もが認める名曲『帰ろう』にSTADIUM LIVEでは、大胆なアレンジをかましてきた。
2021.9.15 公式アプリに三角座りで『帰ろう』を奏でる風氏が見られる。
このアレンジが近そうだが、当時、既に出来上がっていたのだろうか?

公式アプリよりフリースタイルな風氏


風氏のツアーバンドメンバーであり、カレーの王子様こと(勝手に命名)、ドラムの佐治宣英氏のツイートにより「ラヴァーズロックver」というアレンジであることが明かされた。
STADIUMでイントロが流れた時は驚いたが、陽キャで軽やか、さわやかな風とスキップしそうなアレンジ🎶

『優しさ』のアレンジもそうだが、一生印税で食いっぱぐれなさそうな原曲の完成度にしがみつくことなく、手放し、さらに進化することをサラリとやってみせる風氏には、やられっぱなしだ。
「この曲の大きさに潰されそうになるみたいな感覚を覚えることがある」とインタビューで語っていたことからも、もっと軽やかに進化させたかったのかもしれない。

そして私はこのアレンジのトリコだ。
誰にも訪れるお別れソングランキングに急上昇チャートイン⤴

こんなにも明るく軽やかで多幸感に溢れた『帰ろう』なら、逝く人も、残された人も、悲しみの先に肩の荷が下り、心から救われるのではないか。
ラヴァーズロックver.も音源化を切にお願いしたい。

いつか年老いて高齢者施設でお世話になる様な時が来たら、拙いピアノで施設の仲間を癒やすお手伝いをしてみたい。
とりあえず原曲「帰ろう」のピアノ練習に励もう。
まだイントロしか弾けないけど。
そしてLASAのスコアも届いてしまう♡
日々モヤモヤする事もあるけれど、今できることを一つ一つね。
いつか無事に安らかにスキップしながら帰るその日まで🎵

※あくまでも個人の見解です。

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