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懐かしく刹那く

 こんばんは。いまライブ帰りで電車に乗っています。降りるまでに書き終えたいけどはたしてどうなるかな。

 今日は西早稲田BLAH BLAH BLAHというところでライブに出演させていただけました。1年以上前に古田ミチヒロさんという先輩の企画で出演したことがあって、そこでいただいたご縁をやっと今日かたちにして繋げました。
 本当はね、去年にもお誘いいただいたけれど私はコロナウイルスがこわかったし一緒に生きる人の命をぞんざいに扱ってしまう気がして天秤を持っていた。持っているのも嫌だったしこわかった。こんな秤さっさと捨てたいってずっと持つ手に冷や汗を書いてたと思う。
 今日は出ることができました。それは一緒に生きる人や世間が前よりゆるしてくれた気がするから。ありがとう。


 はじめて女性だけのライブイベントに出た気がします。でもとても素敵な場所で、素敵な人たちだった。「でも」を使ってしまうような偏見がガールズイベントというものにあったのだけれど、それが少し薄れた気がする。ありがとう。今回共演する方々については事前に少しSNSなど覗いてこれは私が持っているイメージのガールズイベントとは違うなと思っていました。たとえ違っていなくても私らしく歌うだけだけれど。何も変わらない。きっと。変わった方がいいだろうか?


 久しぶりに歌う場所だったのだけれど、こんなにお客さんの顔がみえるところだったっけとちょっとほうけてしまいました。でもそれがよかった。私の歌をBGMにお喋りしてるのもなんだか新鮮で心地良かったし、そこに人がいることが嬉しかった。もちろんこっちをまっすぐみて聴いてくれる人の顔もばっちりみえてて、とても、とても嬉しかった。演奏後にすぐに感じたこと、よかったことを伝えてくれたり、帰る前に一言想いを伝えてくれたり、知らない人が知らない人へ想いを伝えてくれた、私にくれたことがとても嬉しかった。今までわからなかったアーティストの気持ちが少しわかったような気がした。じわじわ湧き上がる熱があった。そこでもう少ししっかり自分を告知できたらよかったのかなと思いつつ、そこはスマートに今度できるようになれたらいいなと思いつつ、初めて会った人が贈ってくれた言葉を受け止めて感謝を伝えられた。よかった。


 また私がうたえない作ってない作れないかもと思うような音楽に出会えて、心の底から楽しんだ。また聴きたいと思う。ファンになりたい。まだわからないけれど。
 まだ名前がうろ覚えなスタッフさんもいて、本当はもっとしっかり話したいから、次はこっちから知りたいことを聞きにいってその人自身の情報を吸収したいと思う。


ここまで書いて電車を降りた。



 直近2回のライブは以前よりずっと人と出会いを大事にしたい気持ちが湧き出ている。一期一会。時は過ぎるだけで、何も考えず動かず何もしないでいると、人もただ過ぎていく。彩りや意味はつくりださなきゃ無いし受け取ろうとしなければ何も無い。空虚だね。


 帰りに、半分だけ通った小学校の横の道を通った高田馬場。通っていた頃は毎年転校する人が何人かいてもちろん1クラスしかいなくて、この学校はそのうち無くなっちゃうのかなって思ってた。今でも残ってるのが嬉しくて。私がおぼえているのはその小学校とビッグボックスと駅前のマクドナルド。知らない街みたいで、その分だけここまで生きてきたことが嬉しくて寂しくて懐かしくて刹那い。


 熱があるうちに書くとこんなに長くなってしまうものですか。考えものかもしれないかな?
また明日も太陽にまけないで倒れないで文明の利器を駆使してみんなどうか元気で。おやすみなさい。

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