HBL/奈井江球団解散で感じた事

⚠個人的見解です。

 2023年3月31日、空知・奈井江ストレーツのHBL脱退並びに解散がリリースされた。


 正直な話をすると驚きはない。
自分の中では、知名度が低い、スポンサーは少ない、場所が悪い、そしてリーグの仕組み的に有望選手や経験豊富な選手が中々加入しづらい。


だからその考えを良い方向に裏切って欲しかった。

しかしながら結果は残念な形になってしまった。


理由として「経営困難」「選手の確保が十分に行えなかった」としている。


この2つについて考えてみる。


 少し僕の記憶に頼るのでソースがないことをご了承戴きたい。

 昨年の秋頃に奈井江球団のHPからスポンサーを覗いてみた。その際に掲載されていたスポンサーは3つ程で、大丈夫なのかと心配になった記憶がある。

そして今年の1月、HPのどこを探してもスポンサーが見当たらない。

ここで僕が考えたのは3つ。
①掲載を一時的にやめているだけ。
②新規スポンサーを獲得しながら経営継続。
③全てのスポンサーが降り残念ながら解散。

結果的には③となったが、3月1日にデジタルトライアウトを開催していたことからに恐らく②、今季も活動したかったものだと思われる。

 奈井江球団の2023季ユニフォーム、ご覧の通りスポンサーで埋め尽くされていない。見た目的には良いのかもしれないが独立Lファンの皆さんならこれがどういう経営状態を表しているかは説明するまでもないかと思う。


 それと、もうひとつ記しておきたいのは「立地の悪さ」だ。

これは各独立Lで言われている交通の便の悪さとかではなく、そもそも活動拠点を置く場所が厳しい。

活動拠点は奈井江町、球場は浦臼町、1試合だけ新十津川町。全て市ではなく町で、人口も少なければ企業も少ない。

無理に奈井江にこだわらず、空知ストレーツでよかったのでは?と思うのだがそこは置いておこう。

 今季は旭川ビースターズが誕生する。
しかしながら、こちらも選手集めに苦戦している様子が伺える。

 選手達はどちらかと言うとHFLを選ぶ傾向が見えてきた。IPBLに加入している上、球団によっては元NPB選手が現場にいる。選手の中にも、BCLや四国ILでプレーしていた選手もおり、徐々に戦力的にも力をつけてきている。

コンセプトや給与形態は似ていてもHFLを選択される。その結果選手が少なくなり、レベルも下がる。

将来的には北海道のリーグを再びひとつにという話もあるようだが、戦力を見なかったとしてもこのままではHFLのみ前進し、運営面でも統合出来るような差では無くなるかもしれない。

選手が足りていない中でリーグである必要はあるのか?ひとつのクラブチームではダメなのか?

リーグ側は1つの球団が脱退しただけなんて呑気な考えをしてはならないと僕は感じた。

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