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不動産は生命保険代わりになりません〜ワンルーム投資編〜

こんにちは!はせたくです!

前回、こんなnoteを書きました。 

団体信用生命保険があるから、不動産は生命保険代わりになるとの意見に対して、僕が伝えたかったのは、 

なぜ「銀行の債権回収リスクの回避」をするための団信で、「遺族の経済的なリスクの回避」を目的とした生命保険の代わりが務まるのでしょうか? 

という事。 

銀行の債権回収リスクを回避する目的やから、結果として、ローン残債がなくなる=住居費がかからなくなる。 

でも、生活費がどこからともなく降ってくるわけではありません。

お子さんがいる場合、お子さんの年齢にもよりますが遺族年金を加味しても心許ない。 

ただし、住宅購入を検討する際にはライブイベントやライフステージの変化が伴う事がありますから、保険見直しが必要な可能性がある。 

そのようなお話を伝えたくて記事にしました。     

では、同じ不動産でも投資目的で購入したワンルームマンションはどうでしょうか?   

2000万円問題を端に発した老後不安のせいか、不動産投資周りの話は相変わらずよく聞きます。 
Instagramの広告なんて不動産ばっかりですよね。笑

基本的には居住用のマンション、戸建の場合と考え方は同じです。 

ただ、違うのは投資物件の場合、賃料収入が発生します。

投資マンションの営業マンの皆さんは、この賃料収入や物件の売却益が保険代わりになるとよく言っていると聞きます。 

たしかに、なんだか良さそうですよね? 

家賃がずっと変わらなくて、空室になったり、家賃の回収が滞る事が絶対ないのであれば、、 

(賃料収入の所得税、固定資産税もお忘れなく。) 

そもそも、本来のワンルーム投資の目的って何でしょうか? 

・月々のプラス収支
・ローン完済後の家賃収入
・売却益 

人それぞれでしょうが、保険の代わりにしようだなんて考えて買わないですよね。 

僕がお伝えしたいのは、保険は「遺族の経済的なリスクの回避」が目的だという事。 

まとまったお金や月々必要なお金を確実に届けることが役目です。   

よく考えてください。   

遺族の経済的なリスクをリスクを伴うもので回避しようとするのって合理的だと思いますか? 

あと、ワンルームマンションの家賃やいくらでいつ売れるかわからない売却益で、その後の生活費や子どもの学費が確実にまかなえますか? 

※新築ワンルーム投資そのものを否定する意図はありません。 

ただ、目的と手段については相性というものもあり、僕個人としては相性が良いとは思えません。 

(新築ワンルームって都内だと3000万円以上するのもざらですし、なので、月収支もマイナスの場合が多い、修繕積立金が増えていく事で更にマイナス幅が広がっていきそうですし、
節税できる、還付が受けられるって言うけど、初年度に取得費用等を多く計上できるけど、次年度以降は建物やら設備関係を耐用年数に応じて減価償却したり、支払利息とかを費用計上していくわけやけど、設備関係(給排水、ガス設備が耐用年数15年)が減価償却できなくなると、節税どころか場合によっては納税額増えます。) 

ここからは単なる想像ですが、 、

そもそも多額のローンを組むものですし、現状では毎月の家賃と返済がマイナス収支のものが多いし、
売りにくいんやろなぁ、、と思います。 

生命保険代わりになりますトークは、おそらくそんな中で生まれた努力の賜物かもしれません。 

「マイナス収支分は保険料を払ってると考えれば大丈夫ですよ!」みたいに。 

でも、ワンルームマンションの家賃分くらいの保障なら保険で準備した方が幾分か費用、確実性の側面で合理的です。 

※新築ワンルーム投資そのものを否定する意図はありません。 

結果として、家賃収入があって助かったというご家庭もあるかもしれませんが、
投資は投資、保障(保険)は保障(保険)で目的と手段を分けて考えた方が賢明かと僕は思います^_^ 

純粋に投資対象として優秀であれば購入すれば良いと思います。 

何事も目的と手段を見誤らないようにしたいですね。 

不動産投資や保険見直しを検討しているみなさんにとって参考になると嬉しいです。 

最後までお読みいただきありがとうございました! 

はせたく

P.S.
※新築ワンルーム投資そのものを否定する意図はありません。笑 

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