出来上がった作品を評価するのに、傑作、労作、名作、佳作などなど、あれこれ言葉がある。野田秀樹作・演出の『兎、波を走る』は、そのいずれにも当てはまらない。それほど、重量感があり、ひらめきもあり、思考する力があった。二語では、ねぎらうことなんてできない作品でした。劇評に集中する。
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年々、演劇を観るのが楽しくなってきました。20代から30代のときの感触が戻ってきたようが気がします。これからは、小劇場からミュージカル、歌舞伎まで、ジャンルにこだわらず、よい舞台を紹介していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。