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紀伊國屋ホールの舞台を踏んだ思い出。

 年に一度だけ、舞台裏に入ります。暗幕の向こう側が、受賞者と審査員の控え室になっていて、開場の一時間前から、三々五々、集まって来て、あれこれご挨拶したり、おめでとうを言ったりします。
 奥の楽屋ももちろん使えますが、大抵は俳優さんが着替えなどに使うので、私は立ち入ることはありません。
 
 会場に向かうエレベーターで篠井英介さんと、ばったり会いました。あれこれ話をしながら、舞台袖の階段から裏へ回りました。キャリアが長い篠井さんだけに「今日は楽屋は使えますか」と紀伊國屋のスタッフに尋ねたりしているのを見て、さすがにベテランは違うなと感心したりもしました。

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年々、演劇を観るのが楽しくなってきました。20代から30代のときの感触が戻ってきたようが気がします。これからは、小劇場からミュージカル、歌舞伎まで、ジャンルにこだわらず、よい舞台を紹介していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。