ぼやっ記 ~衝撃の吉川の告白編~

ぼやっ記

~衝撃の吉川の告白編~


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私はPiknikというフルーツオーレを愛飲している

撮影の合間や風呂上がりに飲み
吉川も好きだと言うので何度も与えて来た

箱で買ったPiknikを吉川に渡すと
吉川は、まじまじと見つめながら

「これピクニックって言うんですよね?」

と私に言った

21歳で、うちに来た彼女は
今年で30歳

その間、何度もこのピクニックを飲んできた
彼女は、渡すと美味しそうに飲んでいた

そのピクニックを、君は一体なんだと思っていたのだ?

俺たちの歴史の節目に

控えめながら
いつもいただろう?

黄色く派手なパッケージだが
中身は優しさで出来ているような優しい味わい

飲んだ瞬間に
心と胃を満たしてくれるPiknik
これは、もはや
俺たちのメンバー(仲間)じゃないのか?
君は、いったい何だと思っていたんだ????


私は、彼女の発言が全く理解できず聞き返した


「君は、いったいコレをなんだと思っていたの?」


問い詰める私に彼女はさらりと言った


そう
まるで真夏の暑い日の透き通った炭酸水のように
爽やかに
そして、きっぱりと言った

「パニックです」


そう答えた彼女の美しい顔は
全くぶれもせず
まっすぐに澄んだ瞳で私を見て

その言葉に動揺している私に
もう一度、はっきりと力強く言った


「パニックです」


一瞬時が止まったとうな感覚の後に
私の思考は混乱し
そんな中で、彼女に確認をしたのだ


「君は、これをパニックだと思ってた訳?ピクニックじゃなくて??? いったいいつまで思っていたの?」

私の整理しきれない思考は激情のように言葉となってほとばしった

彼女は、答えた

「さっきまでです」

。。。

・・・・・・・

30年近く生きて、ずっとパニックだと思っていた???
英語でもカタガナでも、書いてあるやん
ピクニックって!

君は、お店で

すいま~~~せ~~~ん、パニックくださぁ~いって言うの?

言っちゃうの?
お店のおばさん混乱するよ

どこのハリウッド映画?
パニックくださいって???


混乱している私に彼女は言った


「可愛いパッケージで、味もまろやかなのに、パニックって名前は攻めてるなぁって思ってたんですよ~」

いや、吉川
攻めているのは君の思考だ

そして、吉川よ

私の方がパニックだ。。。。 

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