タイ古式120分コースです。
ゆきぽはつい先々月まで同じ［おふろの王様 花小金井店］で勤務していた仲間だったのですが、この度めでたく独立開業を果たしたのでした。いやあ、めでたい。
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王様時代も指名数は常にトップでその人気・実力は誰もが認めるところでしたし、サロンも当然のごとく順調な滑り出しのようです。２ヶ月ぶりに会いましたが、組織から離れると、髪を伸ばしたり色を染めたり、服装も自由だし、よりその人自身の素の姿を目の当たりにできて、なんか、いいですね！　僕の中では彼女はとにかく自分のやりたいことにまっすぐで「気持ちのいい人」なんです。傍から見ているだけでずっとその発散するエネルギーもらえたし、他者とのかかわり方がとても誠実で、すごく学びが多かった。まず自らが与える愛を率先できる人という意味で、そもそも人間性が優れているんです。
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また、お店の雰囲気が素晴らしい！　僕が撮ったつたない写真を見て「ああ、こんな感じね」と安易に決めつけないでいただきたい。飾っている胡蝶蘭やタオルの柔軟剤の香りとか、資格も持つボタニーペインティングのキャンバスパネルとか、漂っている音楽とそのボリュームとか、遠くから取り寄せたアスパラ茶とか、細部にまでこだわっているのがちゃんと伝わります。サロン自体の空間も五感でビンビンに味わってほしいです。
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そして約3年ぶりに本格的に受けた施術ですが、これまた彼女らしい進化を遂げておりました。さて皆さん、「癒し」という言葉ほど、近年ありふれて使い倒され、また個々人によって定義が異なり、結果あいまいなワードは他にありませんよね？　でも彼女は今それを自分なりに突き詰め、徹底して目指している、という熱を感じました。癒しという熱、という表現は一見して矛盾しているようにも思えるかもしれません。だがそこには間違いなく熱いものがあるのです。僕が受けた印象では、それは「融合」です。場所や時間を共有する人、または風、匂い、音、植物なども含めての一体感、そしてそれに伴う安心感や包容力。そのトータルの力の絶対的なゆるぎなさ、ポジティブな生命力、その緻密さ・稠密さ。そういうものを、ゆきぽはギュッと一点に凝縮して提供しようとしているのだ、と強く感じました。
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ガワだけを語るなら、それは確かにタイ古式ストレッチという手技には間違いないのですが、ほぐす、伸ばすというよりも、溶け合う、という感覚に近い。自他の分別がなくなる、自我が消えうせ深い眠りに落ちる、しかしそれは決してさみしさではなく、そのぬくもりは安堵の充満でしかない――ちょっとポエム感強めでお届けしましたが、あえて言葉で言うなら、そういう感覚。念のために言い添えると、もちろん技術や接客・コミュ力も確かなものです。それがまず大前提にあり、彼女はもうその先の何か別のものを目指している、というフェーズなのだということです。
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まああまり難しいことは考えず、シンプルに「癒されたい」人はぜひ一度。東小金井駅徒歩3分ほどです。施術前の足湯ももみほぐし付きで、それだけでかなり満足度高めですよ！