秋幡 由紀(あきはた ゆき)さん@東京都渋谷区【grand neige(グランネージュ)】 2023年9月13日

由紀さんの施術を4年ぶりに受けました。アロマリンパ70分+ヘッドスパ20分です。グランネージュ(壮大な雪、これはご自身のお名前とかけてるのかな?)というお店のコンセプトである「浄化と再生」を、まさに、身をもって体感しました。むしろスクラップ&ビルド、すなわち「破壊と再建」と言い換えても遠くはないかもしれない。やっぱり上手いんですよ。めちゃくちゃ。前回の体験記事 https://is.gd/DwD85P 彼女のプロフィールはおさらいしてほしいのですが、前回はボディケアで今回はオイルなので、また違った面から、その技術力の高さをお伝えしたいと思います。


とその前に、アロマオイルの提案力にまず感心しまして、ほぼ全種類を嗅がせてもらった後で、その一つ一つに僕はリアクションを取っていたんですが(と言っても「うん!」ってただうなづいてただけ)、そのリアクションの度合いに応じて配合をアレンジしてくれたのです。なんかこういうのサラッとやるのは難しいと思うんだよな。よく接客の極意みたいなビジネス書には、お客様の言語化できないニーズにまで応える、みたいなことが書いてあるけど、まさに、(あ、オレそうしてほしかったんだんな)って言われて気づくみたいな出来事でした。これもまた察知する系のコミュ力。すげえ。

オイルなんですが、あのね、ビックリしたんだけど、叩打法がめちゃ気持ちいいんですよ! 拍打、切打、宿気もあったかな、とにかく全部上手い。音が出るとか出ないとじゃなくて(もちろん良い音出すし、音量もちょうどいいけど)ただただ、驚くほど心地よい。聞き心地も、フィジカルな刺激としても。おそらくセラピストの皆さんにとって、叩打って最初の挨拶とか、仕上げとか、場つなぎ手技っていうか、そういうイメージじゃないですか。芝居の幕間で流れるBGM的な。実際研修とかでもそういう風に習ったと思うし。でも違う。これはガチのやつ。これがメイン。食べるラー油みたいなヤツや。なぜこんなに上手いのか訊いてみると、オイル研修では割としっかりめに習うらしく、習得するまで結構苦労したとのこと。ポイントは叩く動作じゃなく、叩いてから上げる動作、とのこと。ジャズだ。オンビートじゃなくオフビート。映画『スウィングガールズ』の横断歩道シーンhttps://is.gd/siiEmH で覚えたやつだ。勉強になる~。

1ターンのストローク。長くて、しっかりしてて、網羅的で、リピートも尋常じゃない正確な再現性で、しかもつっかかりがない。滑らかで力強い。柔軟性があるのにパワーも維持され続ける。ちょっと語弊があるかもだけど、大きくて長~い揉捏がずっと続く感じ。まるでレトルトカレーの中身を一滴も残さずきっちり全部ちゃんと出し切るような。最初から最後までしっかりと老廃物が排出される感覚。力強いんだけど、力業じゃない。これぞ体重移動。体重圧の心地よさ。一面銀世界の天国だ。

あお向けの首ストレッチ。正直に言うと、この手技を今まで気持ちいいと思ったことが一度もなくて、自分の周りではセラピストのみんなも大体やらなくなるんだけど、初めて気持ちいいと思った! ちゃんとやれれば気持ちいいのか。やり方を知らなかっただけなんだな。覚えたい、この角度と強度。最後の最後でまた感動しました。

最近施術を受ける度に噛み締めるのは、周りには「本物」の人たちがたくさんいて、ありがたいことに友達になってくれるので本当に幸せだってこと。と同時に、自分もレベルを引き上げねばとついていけなくなるぞと毎回、痛感しています。いや、真面目な話。

由紀さんのサロンの内装も、透明感あふれる雪原というイメージでとても素敵。代々木公園駅か代々木八幡駅から徒歩8分くらい。渋谷・原宿に出向く時はこの強さとしなやかさのマリアージュエステを体感できるチャンスだと思って、ぜひ一度ご来訪あれ。


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