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なるべく上等な劣等感日記

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誰も劣等感を脱ぎ捨てることはできない。人生はけっして素晴らしいものではないが、どうせ生き続けなければならないのなら、なるべく上等な劣等感を身につけた方がいい。 ──吉行淳之介
運営しているクリエイター

#働き方

「心よさ」のある会社の条件

中川政七商店の全社集会で奈良へ行く。「さんち」というメディアの編集に携わっているご縁だ。(書きたいライターさん、いたら何卒ご連絡ください)

https://sunchi.jp

全国に50を超える店舗を構える中川政七商店グループの本社は、創業地の奈良にある。ぼくが通う東京オフィスもあるのだけど、あくまで枢軸は奈良で、この土地との関わり合いを大切にしている。

携わるようになって、この会社の面白さ

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だめな僕でも、これなら痩せられる予感がしている

深い青色の、ワークコートを買った。厚手の麻でつくられていて、さっぱりした着触りで、見た目もどこか軽やかに感じる。丈が長くて、シルエットが縦長になるのも好みだ。ただ、これがもっと似合うなぁ、とおもえるためには、身につけるぼく自身がもうすこしスリムになっておきたいところ。

「よし、この服を着て、お花見したり、散歩したり、旅行したりするんだ」と頭のなかで、たのしいことをあれこれ考える。恋人にも笑ってほ

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「大人になる」が枷になる

東証一部上場の企業で働く、28歳の女性をインタビューした。彼女は2015年に転職して以来、めきめきと成果をあげて、社内でも注目される的になっているらしい。ということで、たくさんいる社員のなかから推薦されて、お話を聞くに至ったわけです。

事前情報から勝手に「バリキャリモデルで、めちゃくちゃカツカツしてそう」とイメージして、ゆるふわなインタビューをしがちな自分は勝手に恐縮していたのだけど、会ってみる

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