ファミチキよ、我を救いたまえ

水曜日のこと。

昨夜、追い打ちで飲んでしまった酒が効いていた。午後に緊張するインタビューを控えていたのもあって、それまで半死半生な気分で過ごす。会場へ向かう道すがらファミチキを1つと、シュガーフリーのレッドブルを取り込む。

あまりエナジードリンクは日頃から飲まないようにしていて、それは砂糖の量だとか気になることは数あれど、まさに「こういう時こそ!」というタイミングで、すがっておきたいと願うからだ(コーヒーは好きでよく飲むので、カフェイン耐性は全然あるんだろうし、ほんとうにおまじない的なもの)。

ファミチキは、以前にインタビューした脚本家の方が「元気が出ないときはとりあえず肉を食べるんだけど、コンビニのフライドチキンは即効性がある」と教えてくれたので、それを思い出して真似している。「ジャンクな揚げ物ってわかりやすく元気出るよね」と、ライフハッカー時代の先輩女史が忙しいときにかじっていたのもあって、ぼくにとっては二重のまじないが効いている。

コンビニで手に入るもので、そういう「まじないアイテム」を持っておくのは結構おすすめだったりする。そして、そのまじないをピュアに信じ切って、体に取り入れたときに、隅々まで行き渡って脳が駆動するかのようなイマジネーションで頭をいっぱいにするのだ。人間の未知っぷりを見せつけてやれ。

「インタビューって話を聞くだけだし、ラクなもんでしょ?」と思えるかもしれないけど、これはどうして、一つの現場を終えるのはものすごく体力を使うらしい。終わった後のお腹の空き方も半端じゃない。食べたファミチキやら何やらはあっという間に(体感的には)消化しきってしまう感じなのだ。ぼくのからだに異変が起きているんじゃないかと思えるほどに。

特にインタビュー相手が個人的に緊張する人だったり、社会や業界的に認知が高い方だったりすると、終わった後は校庭10週したかのような、どっしりとした疲れが訪れる。この日も終えると、そんなふうに重ための心地が降りかかってきた。ただ、感触としては、悪くないはず。

無事に原稿になったら、このアーティストさんが好きな、たくさんの人に読んでもらえたなぁ、と願っている。

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最後まで、ありがとうございます。また、あした!

すき!
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長谷川賢人

なるべく上等な劣等感日記

誰も劣等感を脱ぎ捨てることはできない。人生はけっして素晴らしいものではないが、どうせ生き続けなければならないのなら、なるべく上等な劣等感を身につけた方がいい。 ──吉行淳之介
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