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秋の空気とコスプレ三昧(2018年10月23日〜10月29日)

2018年10月23日 すっかり秋の寒さ きのこまつり 

妻と銭湯で落ち合ったあとに、スーパーへ寄って、きのこをたくさん買う。何かの記事で「きのこは3種類以上混ぜて食べたほうが美味しい」というのを目にしてから、きのこは数種類ずつ買うことが多い。えのき、えりんぎ、しめじ、あとは何だっけな。とにかくきのこを買って、だし汁で煮て、味噌を溶いたきのこ汁を鍋いっぱいつくって食べる。当然にうまい。ただ、時間が午前3時とかだったし、酒も飲んでいた。

そして、この日は目覚めたときから時から体調がわるい。悪寒がする。おまけに精神も良くなくて、完全に半死半生の状態だった。不調を伝えると、妻が「妻の胸にとびこんでおいでー」と言って抱きしめてくれる。やさしい。朝からこじらせていたメンタルをどうにか持ち直して、ミーティング、編集会議、アポイントメント、セミナー取材と駆け抜ける。

セミナー取材の前に、日本橋[よもだそば]でよもぎ天そば+ミニカレー。ここはいつ来ても、そばをメインにするか、カレーをメインにするか、悩む。

2018年10月24日 ここちよい気候 ただし心は大荒れ

昼からKAI-YOUの編集会議に参加。定例で出るのは一旦今日で最後。フリーランスなりたての頃から声をかけてもらって、ここまで毎週顔を合わせていただけに、ちょっと寂しさもあるけれど、今後もよろしくお願いします。

そして、実はここ2週間くらい、ずーっと緊張していたインタビューへ。先日、クラシコムの青木社長が、スタジオジブリの鈴木敏夫さんたちと鼎談する機会があった。ほんとうに緊張なさっていたし、すごいプレッシャーを覚えているのを目の当たりにしていた。

あ、鼎談は、青木さんも流石の力量で盛り上がり、記事も多くの方にRTやシェアなどしていただいて感謝です。最近、この記事で褒められることがあるので今年のベスト仕事のひとつかな…!最所あさみさんが褒めてくれて、すごく嬉しい言葉もいただく。


さて、だけど、今日のインタビューは、まさに僕が青木さんのパターンに陥ってしまって、しかも力量もないから、どツボにはいってしまった。こういうときに「脳が妙に興奮してぶっちぎれるとき」と、「脳がパニック状態で白くなっていくとき」と、両方あるとおもうんだけど、今回は完全に後者。猛省して取材現場を辞する。「自分よりインタビューがうまい方へのインタビュー」という頭が作り出した勝手な恐怖に負けた。猛省する。

撮れ高としては、相手の会話上手に救われてしまったけれど、すごく面白い話も聞かせてもらったので、すごく面白い記事にします。頑張る。

夜は、小一時間ほど新橋ガード下の飲み屋でノマドワークしてから、クラシコムがつくるオリジナル短編ドラマ『青葉家のテーブル』第2話の試写会に。もんのすごくよかったので、おすすめです。

2018年10月25日 すこし肌寒くなってきたね 小説を論じる

「電車にぎりぎり乗れなくてため息をつく女の子が可愛く見える」という謎性癖に気づいた。駅で待ちぼうけしてる女の子も良い。なんだろうこれ。

母校の、日本大学芸術学部文芸学科に行き、選考委員を務めさせていただいている江古田文学賞の審査会。今年も、脚本家の吉田恵里香さん、作家の岩関昂道さん、そして青木敬士教授と、じっくり2時間近く話しあって結果を決める。

今年も、選考会の様子は文字起こしされて、選考プロセスを全部公開します。何を評価して、何がひっかかったのか。作品も(許可が出たものは)全文掲載されるので、照らしながら見てもらえればと嬉しいです。図らずも、それは創作におけるポイント集みたいになっていると思います。

選考会後は、[お志ど里]の跡地を眺めつつ、僕のリクエストで江古田[台湾屋台村]で打ち上げ。びっくりするほどお客さんが入ってこなかったんだけど、芸祭やら新歓やらの騒々しさを知っているせいか。でも、ちゃんと美味しかったです。

2018年10月26日 もう秋の空気 もくもくと進める

午前中から打ち合わせ、Skypeミーティングと過ごして、今日も[モーゼスさんのケバブ]でケバブライスを買って食べる。戯れに納豆を足してみたけれど、相乗効果もぜんぜんなくて、しょんぼりする。あとは仕事。

妻が、自分と他人を比べて「私には上位互換がいる」的な話をするんだけど、僕はうまいこと答えてあげられずに歯噛みする。自分にない感情に対して向き合って、その悩みを少しでもすくって取る……なんていうか、感情のアク取りみたいなことができればと思うんだけど、言葉が出てこない。

僕はいつからか「他人と比べて自分の幸せを計る」という機能が、ほぼ完全に消滅していると思っていて、同年代や同業者の成功や失敗で気持ちが浮き沈みはしないし、自分の上位互換も存在しないと思っている。自分は、あくまで自分。人生も経験も全部自分だけのもので、たとえばクローンでも持ってきて、顔を福山雅治あたりにすげ替えて、「完全に中身が自分なのに外見がイケメン」とかだったら「上位互換じゃん!」と思うかもしれないけど、現状ではそんなことないわけで。

というより、もしそうなったらなったで、残念なイケメンとして認定されそうだし、むしろ今の自分のほうが、好かれる人には好かれるのかもしれない。イケメンにはイケメンの悩みがあるっていうのは、前にたしかMTRLの佐野編集長がどこかで話してた。

僕の人生では圧倒的すぎるイケメンというのに度々遭遇して、それこそインタビューでお会いすることもあって、それで「あぁ、もう根本から違うじゃん、ここと争うとか無理無理」って開き直ってるのかもしれない。それを「自分の上位互換」と捉えるかどうかは考え方次第だけど。

「他人と比べない」っていうのは、案外ラクな生き方であって、自分の幸せ感とかワクワク感だけを大事にすればいいし、こと現状の日本ではそれで生き死にが関わるわけでもなく、美味しい食事と安心する住まいは作れるわけなので、なんか、そっちに頭を使っていたいという現れなのかも。

で、この「絶対的なわたしを生きる」というのは、僕のオリジナルというより、「喫茶ランドリー」などで知られる田中元子さんへのインタビュー中にもらった言葉で、それを体現化されて輝く彼女の姿を見て、絶対こっちのが幸せじゃん!と思ったからなので、よかったら記事も読んでみてください。

結局は、「快い大人」のサンプルに、いくつ出会えるかっていうのも、大事になる気がする。良いものは、良いものとして受け入れる。悪いものは、そっと飲み込んで、忘れちゃえばいいのだ。僕もそのサンプルになれるように生きたいものだなぁ、と思う。

2018年10月27日 日向があったかい 地味ハロウィン

妻に誘われて東京カルチャーカルチャーで開催される地味ハロウィンに参加する。僕が、なぜかカルカルの場所を東急百貨店の裏だと勘違いしていて、無駄に妻を歩かせてしまって申し訳ない。会場は謎の仮装集団でいっぱいで身動きもできないほど。

みんな普通っぽい格好しているのに、全員が仮装という状況が面白すぎて、なんだか終始笑ってしまう。地味ハロウィンも回数を重ねて、Twitterとかでもバズりまくっていたけど、トップオブトップは大喜利勝者という感じで凄いなと思う反面、あの戦いには乗らないようにしたいなぁ、とも思う。ただ、面白いことがちょっとできて、妻がそれで笑ってくれれば、僕は十分。

現地はまったりしていて、個人的には「仮装して参加する」だけで何となく楽しめるので、来年も行きたい。ちなみに今年の仮装は「コインランドリーの仕上がりを待つ夫婦 in 阿佐ヶ谷」でした。金麦飲んで待ってる。

妻のリクエストで[蒙古タンメン中本]へ行き、北極ラーメンにバターを落として食べる。激ウマ。妻の頼んだレディースセットからご飯も分けてもらって昇天。

深夜は、池袋コスプレハロウィンを取材してくれたカメラマンさんから写真が届いて、急いでアップする仕事。明日は僕も参加する。

2018年10月28日 快晴 池ハロでコスプレを撮る

ちょっと寝坊しつつ、池ハロ現地で取材。カメラマンのenokiUdonさんは昨日に続いての稼働で、ありがたい。人手が半端なくて、メイン会場のサンシャイン広場は「写真を撮るってレベルじゃねーぞ」状態の混雑っぷりで、僕らは策を弄して別会場で待ってみたり、あれこれする。

enokiUdon先生の大活躍で撮れ高も十分。ぼくも愛機で何枚か。おつかれさまでした。

これまたアップ作業を深夜に。当日レポートになると、まぁ、どんなに頑張っても深夜帯にはなっちゃうね。最近もはや、深夜って何時からのことをいって、朝ってのは何時からなのか、ぜんぜんわからない生活をしている。

2018年10月29日 そろそろ夏服はしまおう 写真アカウントつくる

事務所で仕事。秋葉原[モーゼスさんのケバブ]で、ごはんでもピタパンでもなく「おつまみケバブ」という、肉とキャベツのみのメニューを頼んでみると、これが大当たり。めちゃくちゃ酒に合うし、量もたっぷり。ライスもいいけど、こっちもリピート確定だな。

最近、誘ってもらった撮影会を経て、写真を撮ることがすごくすごく好きで楽しくなってきたので、Twitterのアカウントを分けることにした。

撮った写真なんかを載せつつ、タイムラインもずーっと写真の話ばかり流れてくるから、すごく良い感じ。

愛機のFUJIFILM X-Pro2と、最近ドハマリして使い続けているLensbabyで、写真を引き続き楽しんでいきたい所存。Lensbaby Velvet85を使っていたのですが、Lensbaby Velvet56も買いました。ふだんはこれをつけっぱなしにしていこうかなーと。

たぶんこの、妻めっちゃ可愛いやばいってなるショットが撮れて、Lensbaby愛も爆発した。

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