「わからない」が楽しい

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僕『とうとうヌメ革というものを僕は手に入れた。結局、何回も東急ハンズに通ったし、何回もネットで検索をかけた。まっ、いつも通りって感じさ。

「3度目の正直」と「二度あることは三度ある」っていう、似たような感じの諺があるよね。僕は前者になりたかったから、迷いに迷ったけど、頑張ってヌメ革って言う、カッチョいい革を買うことにしたんだ。この革は、使っていくうちに色が変わっていったらするんだって。うんうん。革ってそう言うイメージ。あるよね。


さてと、なにを作ろうかな。ヤッパリ財布かな。いろんな例を見てきたし、ちょっとは頭にあるからできそうかも。ダメだったらYouTube 見ればいいか!」

(生地を切る)

僕『何だこれっ、全然上手く切れないんだけど』

(ヘリ落としを使ってみる)

僕『これは、、、順番を間違えたみたい』

(菱目打ちを使う)

僕『うるさ!』

(皮革用ボンドを使う)

僕『あー!はみ出た!シミになっちゃう〜』

(縫おうとする)

僕『縫い方わかんね!』『紐の通しかたもわかんね!』『スターターキットの針、これなんかちがくね??』

僕『ただ、


めっちゃ楽しい!!!!!!!!!!!!!!』


(どこからともなく声が聞こえてくる)

天の声『わからないことが楽しい。失敗するのが楽しい。先が見えないのが楽しい。彼の心がそう言っているのが、ビシバシ伝わってきますね〜。楽しいのは何よりですね〜。初めから全部上手く言ってちゃ、天界に住むものとしては困ってしまいますね〜。君たちはしっかり、悩んで、落ち込んで、イラついて、それでもやってみて、喜んで、楽しんで、それでようやく、ちょっとした力を手に入れるぐらいなんですからね〜。一気に行ったら我々と同じですね〜。まったく、最近の人間はすーぐ答えを欲しがって、失敗したがらず成功ばかりしたがるんですからね〜。その点、彼はとってもいい感じですね〜。頑張ってくださいね〜。

ええっと、今回の話の締めはこんな感じでいいんですか、ね?』

僕『わけわかんねー!!!たのしいー!!!』




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