TM-7.2.1 (K4)スキルアセスメントスプレッドシートを使用して、ソフトウェアシステムの使用、ドメインおよびビジネスに関する知識、システム開発領域、ソフトウェアテスト、対人関係スキルに関する、チームメンバの強みと弱みを分析する。


スキルアセスメントスプレッドシートの作成

スキルアセスメントスプレッドシートには、次の情報が含まれます。

  • 評価するスキル

  • 評価する方法

  • 評価の基準

スキルは、ソフトウェアシステムの使用、ドメインおよびビジネスに関する知識、システム開発領域、ソフトウェアテスト、対人関係スキルの5つのカテゴリに分類されます。評価方法は、主観的評価、客観的評価、またはその両方を使用できます。評価の基準は、スキルの重要性や、チームメンバの期待されるスキルレベルに基づいて設定されます。

スキルアセスメントの実施

スキルアセスメントは、チームメンバのスキルと経験を評価するために使用されます。主観的評価では、チームメンバの同僚、上司、またはテストマネージャが、チームメンバのスキルと経験についてフィードバックを提供します。客観的評価では、テストスキルテストや技術スキルテストなどのツールを使用して、チームメンバのスキルを評価します。

スキルアセスメントの結果の分析

スキルアセスメントの結果は、チームメンバの強みと弱みを識別するために分析されます。強みは、トレーニングとスキル開発計画に重点を置くべき領域です。弱みは、トレーニングとスキル開発計画で改善すべき領域です。

トレーニングとスキル開発計画の策定

トレーニングとスキル開発計画は、チームの効率と効果を向上させるために、チームメンバのスキルと経験を向上させるために作成されます。トレーニングとスキル開発計画は、チームメンバの強みと弱みに基づいて策定されます。

練習問題

以下の表は、出版業界をドメインとするUAT チームのスキルマトリックスを示しています。各チームメンバーは、出版ドメイン知識、ユースケース、ソフトウェア設計、コーディングの各分野における能力に基づいて評価されました。ソフトウェア開発領域は4段階(知識なし、認識あり、理解できる、作成できる) で評価され、出版ドメインの知識は高、中、低で評価されました。

UAT チームは、Javaのようなテストスクリプト言語とキーワード駆動テストを採用するオープンソースのテストツールを導入することになりました。

スキルマトリックスに基づいて、このツールのテストフレームワーク開発に適任な2人のテスターは誰でしょうか?

a) V, Y
b) W, X
c) X, Z
d) Y, Z








正解:b)

a) 不正解です。VもYもコーディングができません。テストスクリプトの作成にはコーディング能力が必須です。
b) 正解です。実際にスクリプトを書くにはコーディングスキルが必要で、デザインスキルは適切なキーワード駆動フレームワークの設計に非常に役立ちます。
c) 不正解です。XもZもコーディングができません。テストスクリプトの作成にはコーディング能力が必須です。
d) 不正解です。YもZもコーディングができません。テストスクリプトの作成にはコーディング能力が必須です。

【出典元】

ISTQBテスト技術者資格制度
Advanced Level シラバス日本語版
テストマネージャ
Version2012.J04

ISTQB® Test Manager Syllabus
Advanced Level
Compatible with Syllabus version 2021
Sample Exam – Questions
Sample Exam set A
Version 1.4

ISTQB® Test Manager Syllabus
Advanced Level
Compatible with Syllabus version 2012
Sample Exam – Answers
Sample Exam set A
Version 1.4

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