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56年間「竹の、箸だけ」を作り続けてきたわたしたちが、ブランドに込めた思い


こんにちは。
熊本の山奥で「竹の、箸だけ」作っている株式会社ヤマチクの三代目、山﨑彰悟(通称、箸おじさん)です。

ヤマチクは創業から56年間、熊本の山奥で「竹の、箸だけ」を作り続けてきました。

わたしたちの事は、誰も知りません。
しかし、「中川政七商店」「THE」など、誰もが知るブランドの竹のお箸を作っています。

そんなヤマチクが、はじめて自社ブランドを作りました。

ブランド名は「okaeri」

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「okaeri」に込めた3つの思い


お箸の原点に、「おかえり」

「箸」という漢字の部首は「たけかんむり」。
日本のお箸の原点は竹でした。

竹のお箸の特徴は、軽さとしなやかさ。
「つまむ」「ほぐす」「かき混ぜる」
様々な所作にやさしく順応する強い味方です。

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しかし、今では輸入木材やプラスチック製のお箸が主流になりました。日本の竹のお箸は、食卓から消えつつあります。
「お箸の原点」を食卓に届けられるのは、わたしたちだけです。

「このお箸、なんか懐かしいな。。。」
そう感じてもらえたら嬉しいです。

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家族のお箸に、「おかえり」

「ただいま」「おかえり」「いただきます」
何気ないくらしに飛び交う、家族の言葉。

そんな言葉と同じように、いつもの食卓にそっと寄り添うお箸になりたい。
それが、わたしたちの願いです。

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ヤマチクでお箸を作っているのは女性たち。
いつもみんなで食卓を囲むように仕事をしています。

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「家族みんなで使えるお箸があったらいいね。」

「大切な人への贈り物にも使って欲しいな。」

そんな作り手の思いを、かたちにしました。

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正しいお箸づくりに、「おかえり」

竹は生長が早く、持続可能な資源として世界的に注目されています。
しかし、日本では「放置竹林」と呼ばれ、竹は邪魔者扱いです。

くらしから竹製品がなくなり、竹を切る人達や竹材屋さんが減ってしまいました。そして、山は荒れてしまったのです。

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わたしたちは「竹の、箸だけ」しか作れません。
でも、竹のお箸が、もういちど食卓の定番になれば、彼らの仕事を未来に繋ぐことができます。

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山を守り、竹のお箸づくりに関わるすべての人のくらしも守る。
これからもずっと、「竹の、箸だけ」を作り続けるために。

「okaeri」は、ヤマチクの決意表明でもあります。


大日本市へ挑戦


そんなわたしたちの思いが込められた「okaeri」
東京で開催される「大日本市」に出展します。

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「大日本市」は、日本の工芸のための合同展示会です。
日本中から選りすぐりの工芸ブランドが集結します。

≪開催日時≫
9月4日(水)10:00~18:00
9月5日(木)10:00~18:00
9月6日(金)10:00~15:00

≪会場≫

寺田倉庫 B&C Hall
東京都品川区東品川2丁目1-3


「竹のお箸を、もういちど日本の食卓へ」

「大日本市」は、わたしたちの目標への第一歩です。
よかったらヤマチクの晴れ舞台を見にいらしてください。

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