半年後に待ち構えている新しいシーズンに向けて構想を膨らませながら、半年前に膨らませた春の構想に対して答え合わせをしながら楽しんでいる今。忙しい中でも頭の中は意外と冷静で、新しく気付ける事や再認識する事が多くあったりするから、余計に気分が上がったりする。

毎週のように各ブランドから届く春の新参者と向き合っては半年前に考えていた事と今の気分を照らし合わせ、あーだこーだ組み合わせながら正解を探っていると、改めて目の前にある服の魅力を感じたりする事が多々あって、その結果「自分ならこう着たい」という１つの答えに辿り着く。

勿論、着方は自由で不正解は無いという事を前提の上で、「こういう着方はどうだい？」と共感の意を込めて是非ご案内させて頂きたい。

春らしい陽気なカラーパレットを遊び心ある2トーンの構成でまとめたREVERBERATEのロングジップポロは、春の1枚として楽しめる以上に「上物を化かす」恐るべき楽しさが秘められている。

生地が薄手の鹿子な分、ジャケットやベストだけでなくカーディガン、シャツも気にせず合わせられ、去年の春に着ていた見慣れた上物でさえも新鮮な感覚で着れる筈。

ウールや化繊だと艶びいてゴージャスになりそうな色も、この綿生地だと不思議と柔らかく感じさせ、試してみると意外にも着慣れるまで時間は掛からない。

そんな遊び心と広い幅を見せるトップス達に対し、何食わぬ顔で堂々と支えてくれるNEATのワイドトラウザーは本当に頼りになる。

高密度に平織りで打ち込まれたウール地は、言われなければウールとは思えないサラッとした軽く滑らかな質感と上品なドレープ感が魅力。そしてオゾン処理を施してある事で自宅の洗濯機で丸洗いも出来る。穿いている中でシワは残りづらく水気は弾くという、まず物としてかなり優れている。

少し掠れたような表情あるGrayは、クラシックな佇まいから何を合わせようにも全て受け入れてくれる汎用性が大きな魅力で、こういった洋服とは相性が抜群に良い。

全体をまとめつつ、個の良さは消さない。そういうトラウザーはどの季節でも間違いなく1軍に欲しい。

真夏も含めて考えても、このトラウザーはかなりの有力候補と言える。

そして今季のREVERBERATEには、もう1つ最高にイケてるシャツがあった。

PULLOVER SHIRTというストレートな名称とは反対に、片方の首元と両裾脇に配されたコンフォートファスナーの開閉で様々なスタイリングを可能にしてくれる、個人的にはかなりの気分で今着たい1着。

首元の開閉はショートでさり気なく、裾はロングで大胆にレイヤードが生まれる。

採寸数値からも分かる緩さのある設計で、中にはカットソーだけで無くシャツも着込める。ニットやスウェットで重ね着を楽しむ感覚に近いかもしれない。

生地はしなやかなコットンオックスフォード。着初めから既に柔らかく、洗いを繰り返す事で表情感を増していく。

自分で着るならと、試したい気持ちも兼ねて私物の古着デニムシャツと朽ちているリンガーTeeを合わせてみたが、これが想像以上に良かった。

やっぱりこのシャツ良いなぁ、、、。

こちらのREVERBERATEのプルオーバーシャツとNEAT各色は店頭にて販売を開始しており、オンラインストアの掲載は2月23日(金)12時を予定としております。店頭にて完売の場合は掲載がございませんので、遠方より気になる方がいらっしゃいましたら私までご連絡ください。先着にてご対応させて頂きます。

筆者
nariwai store manager
橋場 祐人
(通称がまお)


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