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#1



洋服に興味を持ち始めた10代後半と比べて
ほんの少しだけ知見が身に付き
ある程度は自分の嗜好が何なのか理解してきた今。

大した理由もなく勝手に距離を置いていたモノが
実は身近に必要なモノであった事に気付く。

そしてどうやら、今すぐ頼りたい程に
「スウェット」をファッションアイテムとして
しっかり捉えている自分がいる。



blurhmsROOTSTOCK

Soft&Hard Sweat HoodieZip Big
col. Ink Black - size 3/4
cotton 100%

Soft&Hard Sweat Snap Cardigan
col. Ink Black - size 3/4
cotton 100%

Soft&Hard Sweat Sweat Pants
col. Ink Black - size 3/4
cotton 100%


model : 179cm 67kg / size4





"Soft&Hard Sweat HoodieZip Big"




あえて撚りをせず柔らかいタッチに仕上げた裏地。
それに反して限界まで打ち込まれた表地は
張り感を生み綺麗なシルエットを演出。




理想的なフードの立ち方。




インナーサイドに挟むことで
ジャケット使いのアイテムも
アウター寄りの立ち位置に引き上がります。




何を合わせてもいい意味で完結し
同じように見えてしまうコートのスタイリングも
フードの存在があるだけでまた違った印象感に。











"Soft&Hard Sweat Snap Cardigan"




古着で見かける某アメリカブランドのあれ。
ただモディファイするのではなく
しっかりと現代的なパターンでブラッシュアップ。
そうして仕上げられたこちらは
もはやジャケットかな?と感じずにはいられない…




ポケット位置はフロントから外に逃すことで
スッキリとした印象感と実用性を持たせています。







あえて上を数カ所だけ留めて
プルオーバーライクなバランスを楽しんでもあり。







インナーのキャパが広い分、着こなしも様々です。個人的にはこういったシャツ合わせが気分。



※ちなみに、このフランネル地のいなたい超リッチシャツはほぼ確で買おうかなと思っています。




通常のシャツ(ニット)+コートの間に
ワンクッション入ることでよりこなれた印象に。




着ている人にしか分からないレベルのレイヤード。こういうのいいっすよね。




そして今、自分の中で明らかにミルクボーイ現象になっているスウェットパンツ。




ラフさはあって当然です。
大切なことは如何に「あれ、スウェット?」
って疑われるかどうか。




緩やかでありながら綺麗なシルエット。





サイドシームレスを省いていることで
スラックライクな見え方に。




前立ての有無。ここ超大事。




リブの効いた裾の収まり。
急にキュッ!じゃなくて
ストーンと静かに足元に留まる匙加減も丁度良い。
自分なら足元は革靴一択なので
このバランスがベストです。



この2者だからこそ成立する上下スウェット。


スウェットの垣根を一旦無くし
ひとつの洋服として解釈をして見た時

身に纏うシーンは家の中から街に移り
他の洋服と一線を画すことの無い
「同じファッション服」に変換されます。

新しい洋服に目を移すことが多くなる今

あえて自分が向けてきた価値観を見直してみる。
そういった作業から気付く発見は
意外にも大切なことが多いかも知れませんね。




Fin.

Write 
nariwai -  Yuto Hashiba

Photo
nariwai womens - Sayaka Abe

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