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Snail Mailに期待をしている

こんにちは。Kです。

夏、終わった感がすごいですね。もうここ数年は夏っぽいことしたいなーなんて言っているうちにいつの間にやら過ぎてるって感じ。気づいたら俺はなんとなく夏が過ぎていたって感じ。ナンバガ野音観たかったな。


そんな寂しさを抱えつつも、夏の終わりとか季節の変わり目って、音楽の聴こえ方が変わるというか、新鮮な気持ちで楽しめたりしますよね。もはや陳腐な言い方だけど”エモい”って感じ。何聴いてもエモい。

この季節、そんなエモさに拍車をかけてくれるアーティストをご紹介。

若干ハタチのリンジー・ジョーダン嬢率いるSnail Mail(スネイル・メイル)


編成はバンドだけど、バンド名というよりは彼女の名義って感じかな?スネイル・メイル。括りとしてはSSWとして見られている気がするし。まあそんな枠なんてどうでもいいんだけど。素晴らしいアーティストです。USローファイ・ロックの神童なんて言われています。とりあえず聴いてみましょう。



おじさんたちはギターのストロークが鳴った瞬間にノスタルジーに誘われるのではなかろうか。オルタナで青春を過ごした者にとっては腑に落ちまくる音!

でも今の若い人にとっても逆に新鮮に聴こえると思うし、ちゃんと時代性のある歌詞とサウンドメイクにもなっているんですよね。でもやっぱりスマパンのキラキラと物憂げさとか、コートニーの激情とか、そういった要素を感じて、老害になりつつあるロックファンとしては推せる!みたいな感じになっちゃう笑

しかもアメリカを代表する名門インディー・レーベル〈Matador Records〉から出しているというね。明らかな才能はちゃんと発見されるのね。


サウンドの雰囲気について色々と言ったけれど、それは好みの取っ掛かりの一つであって、彼女はしっかり音楽で表現したい世界が表現できていると感じるからなおさら素敵なのです。音から彼女の描く世界が覗けるような気になる。

往年のオルタナ好きもそうでない方も、是非このエモたらしい季節に、一度ゆっくり聴いてみて欲しい。それではまた。



神保町で働く音楽好きによるディスクレビューなど。 洋・邦、ジャンル、年代関係なく、グッときたものを縦横無尽に駆け巡ってご紹介していきます。