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サイケデリックロック、ガレージロックの源流 13th Floor Elevators / The Psychedelic Sounds of the 13th Floor Elevators

どうも。神保町の音楽LOVERの片割れGです。

前回の投稿でKからの告白があったとおり、神保町の音楽LOVERは2人組のデュオなんですね~。音楽LOVER的に言うと、サイモン&ガーファンクルとかロギンス&メッシーナ、ダリルホール&ジョンオーツ、ワム! のような感じだとご理解いただけると助かります。今後ともあたたかく見守ってください。


ということで本題に。今回はこれからの季節にぴったり、サイケデリックロックの名盤を紹介したいと思います。


先日、5月31日ロッキー・エリクソンというミュージシャンが亡くなりました。享年71歳。一般的に日本では知名度の低いミュージシャンだと思いますのでまずは簡単なプロフィール。1947年アメリカのテキサス州生まれ。1965年、サイケデリック・ロックのパイオニア、13th Floor Elevatorsを結成。バンドではヴォーカルとギター担当。4枚のLPと7枚のシングル盤を発表するも1969年に解散。その後、ドラッグ使用による精神疾患などを抱えながらもソロ活動やバンド再結成など音楽活動を続ける。彼に影響を受けたアーティストは多く、ジャニス・ジョップリン、R.E.M.、ZZトップ、ジーザス・アンド・メリー・チェイン、プライマル・スクリーム、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ、ジョニー・デップ、テーム・インパラなど現在のポップミュージックやカルチャーに多大な影響を与える。

そうです。スゴイ人なんです。音楽ファンの中では伝説的なカリスマなんですね。

そんな13th Floor Elevatorsが1966年に発表したサイケデリックロックの名盤が『The Psychedelic Sounds of the 13th Floor Elevators』なんです。

ブルージーでアシッド感溢れるギターと斬新なエレクトリック・ジャグによる独特の浮遊感と突然発狂したようにシャウトするボーカルはとても癖になる!1曲目の「You're Gonna Miss Me」は開放的で大胆な気分へ導いてくれるポップソング!と思ったら2曲目は不穏な雰囲気漂う黒魔術のような曲、そして3曲目「Splash 1」はスローなリズムに優しい演奏と歌で構成された牧歌的な曲。別のバンド???と思ってしまうこの感情の起伏が堪らないんです。

「You're Gonna Miss Me」単純に優れたポップミュージック!

「Splash 1」穏やかで優しい気持ちになる~


正直、好き嫌いがはっきり分かれる音楽だと思いますが、一度ハマったらもう抜け出せない。
音楽的に成熟した『Easter Everywhere』『Bull of the Woods』も名盤だけど、まずはやっぱりこのファーストアルバム!ジャケも最高!LP盤のインパクトは圧巻ですよ!

中毒性抜群、極上のサイケデリックロックの名盤をご堪能ください!

『The Psychedelic Sounds of the 13th Floor Elevators』13th Floor Elevators

真夏の午後、灼熱の太陽の下キンキンに冷えたビールを飲みながら爆音で聴き、夕方に差しかかかったらワインに切り替えてチルアウト。

そんな聴き方がおススメです。

神保町で働く音楽好きによるディスクレビューなど。 洋・邦、ジャンル、年代関係なく、グッときたものを縦横無尽に駆け巡ってご紹介していきます。